2025.05.19
2025年5月19日(月)
「SUAは主体者の集まりである」
見るのと、聞くのとでは大違いである。
未来を担う社員が行けたことは大きかった。
●今日の学び
”福祉”は政治が与えてくれるもの?
慶応義塾大学 井出英策 教授
日本では”福祉”というと、 病気や障がいへの支援、
貧困の是正などに限定した意味で捉えられがちですが、
本来の”福祉”の意義は広く、
”すべての人が幸福で人間らしい生活を送れるようにする”
ことです。
(中略)
「福祉が完備して”生の倦怠”が出はじめるというのは、
本質的には自己の生命が外界に紛動されている姿であり、
生命そのものの主体性がなくなっている状態ともいえましょう」池田先生
(中略)
*今の日本で残念なのは、出来事をながめるように、*
*国民が政治を「見て」いることです。*
*関心は目前の損得ばかり。不平不満を言ったかと思えば、*
*突然、熱狂したりして、自分たちが社会をつくる主体者であることを忘れかけています。*
(中略)
哲学者ハンナ・アーレントは『人間の条件』のなかで、
古代ローマでは「人と人の間にいること」は「生きる」ことと同義だったと言いました。
私たちは物理的に生きていますが、社会的にも生きています。
みなさんが声を上げ、だれもが医療や介護などのサービスを利用でき、
安心して生きていける社会をつくってください。
孤独に震えないように声をかけ続け、目の前の人の「居場所」をつくってください。
一人一人が尊厳をもって社会に参加できる、そんな誇り高き国をつくってください。