HIDEYOSHI DIARY

MIYOSHI代表、佐藤英吉の周りで巻き起こる日々の出来事から、
ちょっとした気付きや、深い学び、そして、驚きWOW!
そんな奮闘ぶりを20年間、ヒデヨシ日記に書き残しています。
「今日の学び」を常に己に言い聞かせ、人間革命していくために。

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2009年3月の日記

3月31日(火)晴れ

今日は3月の締めにつき、
みんなにとって始めての自己評価。

人と比べるのでなく、自分の思うままに。
プロセス評価半分、結果評価半分と思ってください。
プロセスとは、頑張ったと思ったらそれも考慮にいれるということです。

それと、トイレ清掃の件。

皆の自主トイレ清掃でピカピカにしていただいてます。
休みは、その前後で対応したいと思いますがいかがでしょうか。

トイレのピカピカと、スリッパの整理整頓がきちっと出来ているMIYOSHIは、
お客様や仲間への想いがビンビン伝わっているはずです。

これが自主的に出来ているうちは、この会社も大丈夫だと思います。

以上。朝礼。

日中、心配な電話数件あり。

急対応の基板を広栄社様へ届けて情報交換。
来週の工場見学の打合せ。

午後は、川越のユースさんへ初訪問。
社長から工場をご案内いただく。
多角化の勉強をさせていただく。

帰社。夕方、昨日の検査の結果を電話いただく。

夜、坂田社労士と打合せ。

3月30日(月)晴れ

生産調整。

のになんだか忙しいなあと思ったら、
阿部塾同期生から、大量のメールのためだった。

本当にいい縁になったんだと思う。
これからが塾生としての正念場だ。

レポートも無事提出。

竹原先生の講義で特に印象に残ったのは、
「日本のメディアは暗い!」との一言だった。

「おじいちゃんを殺した中学生」の記事と、
「川で溺れるおじいちゃんを救った中学生」の記事では扱いはどうか。

一定期間も含めると1000倍くらい違うだろう。

「世間よし」の発想をメディアも持たないといけないと思うが、
残念ながら、ほとんどが腐っている。

午前中、管理職と打合せ。
シフトと今後の方向性の確認。

現在40社のお客様に通用する生産管理を、
MIYOSHIスタンダードで作り上げたい。

生産、品証、資材と担当をつくることでのロスが出始めた。
境目・役割をオーバーラップしなさいと言っているので尚更だ。
この担当の使命を「フォーマットづくり」にして、期間限定として、
また、お客様担当制に戻すことが「柔軟性とスピード」を持つことになりそうだ。

「フォーマット」「しくみ」を作り上げる担当者。
オペレーションは、お客様担当の責任者がやる。
それができるように仕組みをつくっておく。
仕組みの不具合は、またカイゼンしていく。

工場を一番見ている自分がやるべきことが多い。

夜、坂田社労士のところへ。

社労士事務所の仕事の進捗シートにヒントをもらう。
なるほど 「見える化」になっている。
ホワイトボードに落とし込めないか。

3月28日(土)晴れ

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卒塾。一年間、本当にありがとうございました。

組織というものは、そのリーダーの強い志で決まるもの。

この3期生の成長と連帯は、阿部塾長の強い思いの現れである。
一年間、まったく変わらぬ態度で接していただき、
一人一人に声をかけていただき、論文にも細かく目を通していただいた。

阿部塾長の熱い熱い「志」は、我々に本当に多くの財産を残して下さった。

3期生22名の感謝の想いで作製したのは、寄せ書きをタオルにしたもの。
そして、我々の先生に喜んでいただきたいとの行動をCDにしたもの。

これは、ひびきさんの提案、羽村金型池羽さんの働きかけ、
ホットマンさんの印刷と裁縫技術、海野技研さんのデザイン、
星さんの精密板金、吉田パッケージさんの金型と成型、
テクニカ比留間さんと小日向さんはデータ管理、
そしてみんなの渉外活動で、実現した力の結集だ。

目的をひとつに、力を結集すれば素晴らしい仕事を達成できるという実証だ。

星さんの進行と、ひびきさんからの話で、私が先に涙してしまった。

阿部塾長は、「これは、社長に渡します。」と喜んでくださった。

半年好景気で、半年不景気の中で学ばせていただいた阿部経営塾。
いい仲間との出会いに感謝。私は運がいいのだと思いました。

「塾長賞」をいただいた。

優秀な、選ばれた塾生の中で、この賞をいただけたことは、
大変光栄である。

「弟子が師匠を宣揚する。」これが、師弟の鉄則である。

「そうですか。あなたも塾生の一人だったんですね。
だから素晴らしい経営をされているんですね。」

と、のちに言っていただく。そういう経営をしていこうと決意。

竹原先生の講演に元気をいただく。
「本当にそうだ!」との共感の時間だった。

●大変なときとは、大きく変わるとき。
●日本のメディアは暗い。
●運がいいとの思い込み。
●スリッパの揃っている会社
●便器がピカピカの会社
●社長の出社時間
●夫婦仲
●朝の挨拶
●ゴミ拾い
●一人の高卒の入社式
●元気な社長のあいうえお 不況を乗り切るかきくけこ

3月27日(金)

昨日立ち上げた新規のライン。

今日は、40秒タクトをスムーズに流すのがテーマです。
と言った扇野の言葉に対して、10時半でどうなっているか。

検査治具の不具合と、外観基準の目合わせで、
思うように流れていないので、全員を集めた。
タクト調整能力で量産は決まる。

午後、ATA様初訪問。社内を案内していただく。
昨年訪問してくださってから、ずっと気にしていただいていた様子。
EVの完成を見ていないとのことで、再度来社を約す。

ミック様へも初訪問。社内を案内していただいた。

その後、レーザージョブの三井さんを初訪問。
大変な技術力だと思う。案内いただき、種々語り合った。

明日の応援依頼は、木村に任せたが6人埋まったとのこと。感謝。

3月26日(木)晴れ

「佐藤さん。あたり前のことをあたり前に出来る会社が、
少ないんですよね。

だって、あたり前のことしか言ってないですよね。」
本当にその通りだった。

監査と棚卸とで、大忙しの一日になった。

扇野、木村、松本の3人は、本当に良く頑張った。
扇野は、前回の立ち上げに携わっていない。
木村は、前回サブの立場だった。
松本は、監査は始めてだ。

今日一日でご指摘のあった内容は、細かいところまで、
拾い出した。今後、同じことを言われたくないためだし、
今後は、MIYOSHIスタンダードとして準備しておく必要がある。

MIYOSHIスタンダード。緻密でコンパクトな管理。
この仕組みづくりが、中期目標に対して、最重要になる。

現場の作業者も、「さすがですね。」と褒められた。

あとは、経営者か。

3月25日(水)雨

監査前日。

会議のプレゼン内容は、朝確認。
現場の準備は、今日の午後やろうというところに、
お客様来社。

「3人来ても、これじゃあすることありませんねえ。」
と言われてしまった。

悔しい。と管理職が感じているか。

先々を読む力、お客様の想いを感じる力、
早めに準備をし、問題を整理し、解決させておく力。

後手に回ると仕事が受身になる。
受身になると、MIYOSHIカラーを出せなくなる。
これは、QCD全てに影響する。

早いということが勝負の分かれ道なんだ。
それが全てと言ってもいい。

結局、夜になってもレイアウトの見直しが続き、
22時過ぎて、見通しがついた。

こういうことの繰り返しで力がつくのだが、
この段取りを30分でできるかどうか。
切り替えを30分でできるかどうか。

そういう柔軟性とスピードが持ち合わせたところが勝つ。

とはいえ、良く頑張ってきたと思う。

夜、若い松本と食事に行った。

「先日、感じたことですが、みんな本当に会社のことを考えてますよね。
普通会社って、休み時間になると上司や社長への愚痴になりますよね。
この会社は違いますよね。社長が羨ましいと思いました。」と。

いいスタッフなら、尚さら社長の器というものが必要になる。

3月24日(火)晴れ

足立 飯島製作所さまへ。

その後、三基さまへ。

忙しいとのこと。だが、
前にいただいていた仕事は、
他社に流れていた。

その理由に、ヒントがあると思った。

●近いから

●成型屋さんが、ビス留めまでしてくれるから

●預かってくれるから

●すぐにユニットで持ってきてくれるから

●トータルでは安いから

そもそも忙しい理由事態が、
コストダウンにつながる提案をしているとのこと。

お客様思考とは、そういうことだ。

3月23日(月)強風

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26日の監査で、お客様にどれだけ安心してもらうか。
そこが勝負。何も取り繕う必要はない。

生産は扇野、品証は木村、資材は松本が、
それぞれの立場で、今やっていることをしっかりプレゼンして、
「さすがはMIYOSHIさん!」と、安心をしてもらうことだ。

プレゼンで安心していただき、QCDで実証して、信頼を勝ち取る。

これでいこう!以上朝礼。

日中、8社訪問。

1社は始めて上がって話をさせていただく。
出会いを大事にすれば、自然とそうなる。
お邪魔させてもらえば、お互いに何かできることが見えてくる。

夕方戻ると、一生懸命つくった現場で、3人がラインの思案をしていた。

ひとつひとつが、勉強だ。

3月20日(祝)

6人で葛飾へ応援作業。

今日から、高速が安くなるとは知らず。混んだ。

中国の成型と塗装の問題で検品作業。
「もう中国には出さない!」
と、多くの会社が何度同じセリフを吐いたことか。

こうなったら、
「中国の最終検品株式会社」とかいう会社でも起こすか。

それにしても、夕方の声がけで6人を越えるメンバーが、
手を上げてくれたことにまだ捨てたものじゃないと思った。

3月19日(木)晴れ

午後、小野澤工業の社長にスタッフを褒めていただく。
「MIYOSHIさんは、すばらしい教育をされてますね。」
こう言っていただけるのが、一番嬉しい。
いいスタッフに恵まれたんです。心から感謝です。

今、扇野にとっては、慣れない見積りが多く苦しいに違いない。
全部が経験だし、やっていけば力がつくし、信頼される。
本当によくやってくれていると思う。

夕方、松本、扇野とMIYOSHIの強みについて懇談していて、
扇野や木村に、役割が委譲されてきているんだと気がついた。

システムになっていないが、いっしょにいることで価値観の共有化が図れている。
価値観の共有ができないと判断できないことが一杯ある。なるほど。

夕方、明日6人の仕事依頼あり。扇野に振る。すぐに対応、45分で6人揃った。
即断即決。この感覚を忘れてはいけない。

夜23時、卒論完了。提出。19日提出に間に合った。

と言えるのか。。

3月18日(水)晴れ

昨日の木村の対応を朝礼にて褒める。

木村が社内で発生したNGに対して、
写真を撮り、報告をして対策をしている。

社内で発生したNGについて、
「こういうNGが発生しました。
まず考えられる原因により、暫定対策を取っております。
恒久対策については、治具変更含めて、検討して参ります。」

という情報があがってくることは、お客様にとっては非常に安心である。

社内の「ほう・れん・そう」は当然として、
取引先、協力会社との「ほう・れん・そう」が、非常に大事である。

10時から、取引先立会いの棚卸。

松本にとっては、自分の担当した部材ではないものの、
今回の結果で、今後の管理のあり方に生かしてほしい。
口で言うのは簡単だが、資材管理ほど、地味で難しい仕事はない。

5月の案件の打合せに、扇野、木村、佐藤、松本が出席。

内容が、詳細に亘り、午後に掛かる。中座して銀行へ。

15時坂田さん来社。

夜、谷口氏長男の遼君とともに来社。
久々の再会。いやあー。嬉しかった。

卒論提出まで、後一日。やばい。

3月17日(火)晴れ

今日から、3名出張。

朝1時間ほど現場に入った。
現場に入ると欲が出る。

これまでとは、比べものにならない生産性だが、
まだまだカイゼンの余地がある。

特に資材の流れ。これが弱い。
松本にレイアウト変更の案を出すように指示する。

資材のオペレーションも、再度確認。

管理職の仕事は、「仕組みをつくること」と。
日々のオペレーションに追われること無かれ。

リーダーシップ。カイゼン意欲。マネジメント。
リーダーの育成が急務。

午前3社来社。

午後銀行へ。

夕方、出張から戻った3人に話を聞く。
ラインを一方通行にして対応しました。と。

そうだ。まずは仕組みをつくること。

3月16日(月)晴れ

全員に挑戦するに値する負荷が掛かっているかどうか。
実行不可能なものでも、ハードルが低すぎてもダメ。

これが、20人いれば20人が実感できているかどうか。
一人一人の挑戦項目、数なのか、質なのか、マネジメントなのか。

この挑戦項目がないままに、一日一日を過ごしていると、
人と組織は崩れていく。楽しくないからだ。

楽しいというのは本来、価値創造を実感できたときに言うのだと思う。

休み時間が楽しいと言っても、
じゃあ「一日ここに座って休んでいてください。」と言われたらどうか。

一日は我慢できても、二日は我慢できないと思う。
価値を生んでいないということが分かるからだ。

以上、朝礼と管理職との打合せの概要。

「仕事は楽しくないとダメ。」と言い残し、一人退社を決めた。
残念である。胸にぽっかり穴があいたようだ。

自分のやっている仕事は、価値を生んでいるのかいないのか。
価値創造の実感がないと、意識のあるスタッフほど虚しさを感じる。

それを実感させてあげる仕事を、自分が怠ったのだと反省する。
本当に残念である。情けない。

この悩みは、MIYOSHIだけではない。

「仕事量が減ると、選択肢が減る。」と扇野。
たしかに暇なときのシフトほど難しいものはない。
が、多能工化、スキルアップ研修、5S 、カイゼンなどなど、
やるべきことは、いくつもあるし、それをする場合に、
価値を生んでいるということを実感させることが大事だ。

「暇でやることないから、こんなことしてるんだろうなあ。」
ではない。ラインが止まったときにやるべきことは山ほどある。

3月13日(金)晴れ

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午前、小野澤工業さまへ訪問。

社長から種々お話を伺い、大変勉強になった。
扇野、松本はどう感じたか。

帰ってから、扇野、松本と会議をした。

「組立ての簡素化が設計の必須条件になるので、組立ては簡単になる。
と、単価は下がる。家内製手工業の集積が力をもつのでは。」扇野

「MIYOSHIの武器ってなんですか?」と松本。「なんだと思う?」
「クイックですよね。昨日ずっといっしょにいて思ったんです。」

なるほど、「はやい」ということがキーワードになるのではないか。

「プロセスを踏まないと決定できないのはダメ。」扇野

「はやいということは、納期が短いということ。安いということ。」扇野

「じゃあ、練習をするか!
レイアウト変更ワールドチャンピオンシップとか。」佐藤

ぐるぐるとアイデアが浮かんだ。
「チームを編成してテーマを与えて、どうしたら早いレイアウト変更ができるかを競う。

ドライバーのトルク設定や、半田ごての温度設定まで。
こんなことやっているところ、どこにもないぞ。」佐藤

これを、2ヶ月に一回くらいやっていったら力がつくんじゃないだろうか。

時間をかけて、皆でアイデアを出し合えば、結構出るもんだ。

現在のターゲットプライスについていける会社は、
社長とパートで家賃の掛からないところでやっているイメージだ。
社長がセッティングして、パートが作業してという管理職のいない会社。

だが、大手メーカーの要求は高まる一方。

ということは、ひとりひとりが、圧倒的な力をつける必要がある。

黒田さんから、
品質向上MIYOSHIオリジナルマシーンのたたき台が届いた。

3月12日(木)晴れ

9時20分から、管理職で立ったまま会議。

制限時間を30分と決めた。
20分で終了。業務の会議は短いほうがいい。

内容は、サーバー内フォルダのあり方。
棚卸・在庫管理のあり方。
取引先名簿の内容。

松本が提案をして、内容を吟味。

共有ドキュメントのあり方とは、
どういう組織立てをするかで決まってくる。

この組織のあり方が、MIYOSHIは非常に難しい。

午後、渋谷サイバーステップ様へ。

夕方、電車に飛び乗って、狭山へ。

3月11日(水)曇り

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扇野、松本を連れて、見積り行脚。

午前入間へ。基盤実装、ハーネス。

昼食はさんで、飯能へ。

ところで、昼食で寄ったうどん屋さん「安仁屋」。
明るい姉妹二人で昨年開業とのこと。

私が食べたカレーつけ麺は、非常においしかった。
オーダーを取ったときの対応に参ってしまった。

カレーの漬け汁は、あったかいのがおいしいが、
冷やしの麺を中盛りにすると最後に冷たくなってしまう。
それを、姉妹のアイコンタクトで解決させたようだ。
聞いてみると、冷たくなったら暖めなおそうとのことのようだ。

この100%お客様に向いた姿勢は、最後は絶対に成功すると確信する。
頑張ってほしい。カウンターの方との会話が、ついついもれてくる。

「どうしたら、もっとおいしくなるか。」
お姉さんの研究熱心さが伝わってくる。

業界が違うが、同じことだ。
一番研究熱心なところが最後は勝つ。

ちょっと出来た位で、ふんぞり返っているところは最後は敗れる。

午後、ニッシンさんへ。

3社とも工場見学をさせていただき、
扇野、松本にとっても非常に勉強をさせていただいた。

扇野には移動の車中で、見積りについてのアドバイスをする。
慣れないだろうが、現場を持っている我々が、異業種の見積り案件で、
フットワーク良く動けるということが、どれだけ武器になるかを力説した。

松本には、帰ってから、見学のレポートを提出するよう指示を出した。
が、期日を指定しなかった。いつ出してくるのかは期待をしていた。

夜は、新宿にて34社が集まった。
3社ほど業績のいい会社があったが、あとは厳しい状況だ。
が、大いに刺激を受けた。皆、誠実に・力強く・地道に頑張っていらっしゃる。

帰宅すると、松本は、見事に晩のうちにレポートを提出してきた。偉いと思った。
その誠意に応えるために、夜遅くなったが、私もその内容にコメントを返信した。

以下、新人松本のレポート。
「お客様第一と社長が言い続けてきた理由も、
本日の商談を聞いてはっきりと理解できました。」
「整理整頓を見習わないといけない点が、少し見えてきました。」
「自社の役割、自分の役割が見えてきました。」
「自社のことを聞かれたら、100%答えられるようになりたいと思います。」
「案件をいただいてから、折衝や現場についても勉強していきたいと思います。」
全て、非常に誠実で、いい視点だと思った。

そして、今日名刺交換させていただいた方への御礼のはがきについては、
下書きをしたので明日確認をしてほしいとのことだった。

きっと汚い字で、誠心誠意書いたんだろうと思う。
それについても、返信した。

「まず、感謝の気持ちを伝えることです。
これが、非常に大事なことです。そのはがきで松本さんの誠実さが伝わり、
信頼され、仕事を任されるようになるのです。」

3月10日(火)晴れ

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午前、給与を手渡ししながら、一人一人と懇談。

「ひとつでも多く生産することが目標です。
でも、急ぐと品質に影響するので、
どうすればできるか、毎日自分との戦いです。」(荻原)

「仕事に喜びを感じれれば、
人は頑張れるんです。」(宮崎)

「私に出来ることを精一杯やっています。」(及川)

「楽しく頑張れる環境をつくりたい。」(川合)

「社長の言う『世界一』のビジョンが見えてこない。」(杉本)

などなど。皆、名言だ。

午後、アチーブメント山田さん来社。
短時間なのに、腹を割って話ができた気がする。

さすがアチーブメントのスタッフだ。ビジョンがあり、マインドがある。
非常にいい青年だ。また会いたいと思った。

夕方青梅へ。アジア武井部長と懇談。

夜は羽村へ。
ここで打合せしたとは、書かないようにと、
池○さんに言われているので書きません。

3月9日(月)晴れ

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月曜朝清掃は、エアコン噴出し口とフィルター他。

先週担当の伊藤さんが気がついて指摘してくれた。
まだ、入社3ヶ月に達していないが、良い視点だと思う。

伊藤さんは、清掃清潔の視点で15分のパトロール。
整理整頓の担当は、飯高さん。これは翌日に対応。

あまり時間をかけずに、良い習慣が出来てきた。

山崎、松本といっしょに、近所の工場の片付けに行く。

「社長に来てもらったんじゃ申し訳ないよ!」と、恐縮された。
何もすることができず、こちらこそ申し訳ない。

元気かどうか。それだけが心配なのだ。
説明もつかないが、ほおっておけないじゃないか。

困ったときに助け合うのが人間じゃないか。
どうか、どうか、体に気をつけて。また会う約束をする。

昼戻って、松本とMIYOSHIの組織のことなど。
木村とも。良いスタッフに恵まれた。

午後の電話、保身で、ネガティブで、残念だ。
30年前の経営は通用しない。気がついてほしい。

在庫管理のシステム。

夕方一社来社。仕事がないようだ。
困ったもんだ。今週から、さらに嫌な空気を感じる。

惑わされずに、今やるべきことをしっかりやらねば。
つまり、システムの構築とスタッフの成長。

3月8日(日)晴れ

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青木仁志著 「戦略を超える理念経営」を読んで。
感じた部分を書き出してみた。

P3「何事でも、自分にしてほしいことは、他の人にもそのようにしなさい。」
「経営者は、自分が社員だったら、お客さまだったら、取引先だったら、
学生だったら、会社にどんなこととしてほしいだろうかと考え行動せよ。」

P8「企業経営は、王道へ。経営の王道とは、人を育て、導くこと。」

P10「人間が目標達成の道具として扱われている。
それが今日の日本社会の現実である。」

P24「理念経営は、個人を大切にし、尊重することが前提となる。」

P29「社員の立場に立ち、社員にとってのベストの会社と目指す。」

P33「企業は人なり。会社はそこで働く人の質で決まる。」
「働く人の質は、経営者の質で決まる。」

P34「会社の理念を土台に」ビジョン設定
「具体的な事業目的」
「優秀な人材を採用し教育する。」

P35「良い企業には、良い企業目的がある。
目的とは、根本的な存在理由。
誰のために、何のために、この会社は存在するのか。」

P36「良い人材が集まり、世のため人のために働いていれば、
良い協力者が集まってくる。」

P38「三位一体。三方善し。売り手善し、買い手善し、世間善し。」
第一 顧客の成果の創造に対する絶対的なコミットメント。
 お客様を裏切らない。お客様に最大、最高、最善の商品、サービスを提供する。
 業界ナンバーワンの商品、サービスを提案する。
第二 全社員の物心両面の幸福を追求すること。理と利の統合。
第三 社会の平和と繁栄に寄与すること。

P44「達成、責任、情熱、協力、スペシャリティ、挑戦」

P52「有言実行、言行一致。」

P56「任せて任せず」松下幸之助

P60「中小企業は、経営者が仕組みの8割を握っている。」

P72「組織のための人ではない。人のための組織である。
経営者は、社員と幸福にする責任を担っている。」

P79「達成可能な目標に対して達成期日を入れる。」

P83「成功する人材採用を選択」

P84「社員の願望に入る経営者を目指す。」
「ねばならないから抜け出して、主体的に。」

P89「部下に限界突破(プレイクスルー)の体験をさせる。」

P97「世の中は知識に価値を置く。プロは知恵に価値を置く。」

P102「七つの致命的習慣。
①批判する②責める③文句を言う④ガミガミ言う⑤脅す⑥罰する⑦褒美でつる」
「苦痛を与えて人をコントロールしようとすることを一切やめる。」

P113「お客様に感謝されればされるほど、社員が自分のステージを上げていける仕組みをつくること。」

P117「要するに全社員が自己評価できる企業文化を醸成しているわけである。」

P130「隣の学生と協力しなければ先へ進めない。」

P133「価値観の同じ人を集め、経営者が陣頭指揮をとるほうが、強い組織ができる。」

P152「内定者教育」

P155「新入社員は現在でなく、未来に入ってきている。」

P158「新卒採用の仕組みは、最年少でマネジャーになった近藤が中心になって作り出したもの。」

P159「経営者が絶対に身につけなければいけないものは、会社の理念とその熱い想いを伝達する プレゼン力(伝達力)です。」

P169「中小企業経営者は、早く自分の器を知ることである。」
P172日本電産 永守社長
P175「何よりもお客様に喜んでもらいたい」
「自社は顧客満足度ナンバーワンを売り物にしたい。
社員満足度も業界ナンバーワンを目指したい。」

P181「どんな仕事にも、壁もあれば悩みもある。悩みは逆に良いもので理想が高いから悩む。
そのギャップがポテンシャル(潜在的能力)だ。」キリンビバレッジ元社長 阿部洋己氏。

P195「経営者は、教育者であってほしい。最大のイノベーションは経営者教育。」

3月8日(日)朝

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珠算競技大会の見学。

娘の表彰で初めて行った。
そろばんの競技大会を始めて見た。

それぞれの塾から選抜された児童が集ったからか、
制限時間4分の中でのあの緊張感たるやスポーツに等しい。

「よおーい!はじめ!」で腰が抜けるほどビックリした。

こういうことを小さい時から経験している子供と、
そうでない子供は違いが出てきて当然である。

本人は結果に不満だったようだが、僕は大いに刺激を受けた。

3月6日(金)雨

朝一でエスイー様へ、お詫びに行く。

遅れて出社すると、
昨日依頼のあった12人仕事の部材がまだ届いていない状態だった。

この仕事は、受注も含めて、扇野と木村に判断を任せた。

「急で悪いけど、明日12人位の仕事受けれない?」
別の客先でのトラブルの処理で、困っている様子だ。
川畑だったら躊躇しなかったに違いない。
僕の目を見てから、「大丈夫です!」と答えていた。

二人は現場に出て、一人一人にあたって人数を確保した。
内容も確認して、夕方には粗方のレイアウトも準備していた。

現場は任せた。

任せられるのは、二人がMIYOSHIマインドを持っているからだと気がついた。
品質で妥協せず、スピードを第一に、納期は絶対に守る。
違う要望があれば柔軟に、お客様最優先の対応をしてくれるはずだ。

今までだったら、気になって何度も現場を覗いて、何度も電話を入れていたと思う。
理念でつながっているということがどんなに大事なことかを想う。

そして、集った12人。この対応力を絶対に失ってはいけない。
これは、ちょっと大きい会社から脅威に見られるに違いない。

それと同じ気持ちを、おとといフジラインで味わった。脅威だと想った。
何でも来い。やってやろうじゃないの。彼らは、何でも吸収し、成長していきそうだ。

午前、別役さんと東村山へ。午後は、豊島のテクノサクセスさんへ。

午後の移動中に電話が入り、案件がひとつ決まったとのこと。

嬉しいが勉強が足りない。もっと力をつけよ。

3月5日(木)晴れ

お客様のところへ研修に行っている二人が、
いっぺんに急休みで迷惑をかけてしまった。

「また、仕切りなおしましょう。」
とのことで、結果的に力になれなかった。
本当に申し訳ない。

人材が大事だ。人材が全てである。
もう一度、最初からやり直すつもりで取り組まないと。

朝、全体会議とした。
2011年世界一に向けての取り組みを説明。

まず、2011年の世界一のEMSとは、
どういう状態になっていることをさすのか。

例えば売上は?
売上年商2.5億、社員50人、決算一発賞与総額1000万。
一人あたりの年間売上は、過去最高を想定してます。
今からは想像もできないかも知れないが、必ずやる。

世界一お客様に喜んでいただくEMSへ。
喜んでいただくためには?品質が良く。値段が安く。早い。
お客様との約束を全て果たした上で、
お客様が潜在的に望む「ウォンツ」に応えていく。
僕の知るところ、こういうEMSはない。

ということは、出来るところには仕事が集まることになる。

そこに至るにはどうしたらいいか。

人材だ。マインドだ。
「人のために火を灯せば、我が前あきらかなるが如し。」
ひと様のために、尽くしぬくこと。
その思いで、日々成長し、カイゼンをし抜いていくこと。

世界一の社長になり、
世界一の営業になり、
世界一の総務になり、
世界一の製造になり、
世界一の資材になり、
世界一の品証になり、
世界一の経理になる。

そのために始めた第一歩が、今月スタートの自己評価です。
品質、スピード、多能性、責任感、協調性、カイゼン。
マイナス評価の欄には、そうはならないとの決意を込めて、
自分で「×」をしておいて結構です。

多能と言っても、これまでとは比べ物にならない。
全員PCがあたり前になるかも知れない。
自分の時間を使ってでも、準備をしておくことです。

「私は、PCできません。」
「私は、小さいものは見えません。」
「私は、運転はできません。」
今までは通用したかもしれないが、
これから通用しなくなるかも知れない。

お客様が求めるものに対応しようとした時に、
あなたのスキルに奥行きと幅がなかったとしたら、
それは、お客様が求めていないスキルということになる。

柔軟性を持たせて、お客様の求めていることなら、何でも来いという気概が必要だ。
厳しいことを言うようだが、みんな「やってやろうじゃないの!」
というマインドを持ち合わせているから言うんだ。以上、朝の1時間を使った。

エスエス技研の斉藤さん来社。

省力化のアドバイスをいただき、EVも運転した。

昼食後、午後はサイバーステップの二田さん来社。

EV完成を見ていなかったので、乗ってもらい感動。
エースキャド安東社長とのマッチングもできた。

3月4日(水)雨

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朝6時、滑川、こづち商会さんへ。

不景気をまったく感じさせない会社がここにあった。

だって、資材もらって自分で建てちゃうんだから。
怖いものなんかない。吉田社長は、絶対に成功すると思う。

なぜなら、成功するまで諦めなさそうだから。

関越を新潟方面へ。

フジラインさんにて思いがけず商談の席に加わった。

なるほど、フジラインにもパッションがある。
このメンバーには、乗り越える情熱がある。

今日、あらためてそう思った。

移動中に、生産変更、見積り案件、
銀行とのやり取り、昨日の御礼などなど、電話でやりとり。

所沢で一社訪問後、帰社。
2日間の報告と管理職との打合せ。

松本のスリム化提案。なかなか視点が良い。楽しみ。

多能工化できない人材の行き先に悩む。

3月3日(火)午後から雪

朝から、八王子へ向かった。

星製作所の星社長には、
暖かく迎えていただき感謝である。

篠塚さんに、種々のアドバイスをいただく。

そこで仕事する(たしか吉田君という)青年が、
社長の信頼を体一杯に受けて、生きいきと仕事している様子に感動した。

一社訪問後、京王プラザにて環境ビジネスフォーラムへ。

真田教授と久々の再会。
寝る間のない教授には、「志」を強く感ずる。

中国、インド以外はマイナス成長の中、
浮揚には今年一杯かかるのではないかとの見通し。

オバマの態度がキーになるとの分かりやすい見解。
それにしても、中国版定額給付金のダイナミックなこと。
日本の国家予算並みだ。

アメリカにも、フランスにも戦略がある。日本には。。

「待っていたらビジネスは来ない。ビジネスは作っていくもの。」
との真田教授の強い主張に背筋がビッと来た。

窪井社長と帰社。

3月2日(月)晴れ

先週土曜日、気になって会いに行ったが、
お父さんもお母さんも、息子もお元気そうで何よりだった。
が、廃業の片付けほど寂しさを感じるものはない。

元気に振舞っていても、悲壮感や孤独感に苛まれるものだ。

こんなときに激励に来てくれる人、手伝ってくれる人がいることが、
どんなに勇気を奮い起こすことにつながるか。

2001年。僕にもそういう人がいた。
本当にありがたかった。

創業38年。これほどまで誠実に、実直に頑張って来られて、
他社の模範となっていた量産の工場。不運としか言いようがない。

私の良き教科書でもあった。

どうか、お元気で次の人生をスタートされますよう。
そういう思いで、山崎と松本に手伝いに行ってもらった。

若い松本には、しっかりと感じてもらいたいものがある。

午後、マイナーリーグに所属したときのマイケルジョーダンの話を聞いた。
謙虚だった。練習も人一倍で、スター扱いを嫌った。

最後の日。記念撮影をしたときに真っ先に呼んだのは、
グランドキーパーだったという。

陰で支えてくれる人の想いを感じ取れるスーパースター。
心から尊敬する。

ピアニスト 上原ひとみ

「大事な人生の2時間を預かる訳だから、
絶対に幸せにしないといけない。」

自身の経営に通ずるものあり。

人生の大半の時間を預かる会社ならば、
なおさらだ。