HIDEYOSHI DIARY

MIYOSHI代表、佐藤英吉の周りで巻き起こる日々の出来事から、
ちょっとした気付きや、深い学び、そして、驚きWOW!
そんな奮闘ぶりを20年間、ヒデヨシ日記に書き残しています。
「今日の学び」を常に己に言い聞かせ、人間革命していくために。

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2008年7月の日記

7月31日(木)晴れ

AS様、ARI様、YT様、TS様、AS様、AK様、SZ様、TE様、NO様、FM様。

日中、生産計画、治具、輸送方法、人材等々。
打合せでの一日の来社数10社。

お客さまが多いというのはいいことだが、
来客が重なって失礼な対応をしてしまった方もいたかと思う。

大いに反省。

7月一杯で退社の飯高さん、
「入った当時よりも、元気になれました。」
と、3年半を振り返って感謝の想いで挨拶をしてくれた。

嬉しいことである。涙こらえた。
若いし、器用だし、いろんな経験を積んでほしい。

松本、EVのハーネスをお願いしたものの、
太くて曲がらないぞ。届かないぞ。

7月30日(水)晴れ

スペースとエリアで評価を受けた。

これから、我々が目指すところは、
「あなただからお願いするんです。」
と言われるようになること。

年末の立ち上がりに向けて我々は、
かなり力をつけていかないといけない。

まずは、既存のラインを使って、
新規の想定でカイゼンをやっていきます。

僕は、「そこそこ頑張ったね。」は嫌なんです。
やる以上は、最初から先頭を走りたい。
同じ土俵で、QCDで勝てる力をつけたい。

前は、5社で同じ仕事をしてトップ勝ち取ったんだ。
我々には、そういう力がある。団結して頑張ろう!

以上、朝礼。

本陣での昼食時に、社長から思いがけない提案を受ける。
こころから感謝。

管理職と長崎とミーティング。
今後の予定を確認。

生産計画の打合せ。
治具の打合せ。
輸送の打合せ。
銀行の夏休みの宿題。

あわただしく一日が過ぎる。

ビバホームにて、EV用に充電器を手配する。

7月29日(火)晴れ

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朝から、葛飾にて新規の打合せ。

緊張が日に日に高まる。

食事の中で、ありがたい提案あり。

企業から6年半。
まだまだ若造のMIYOSHIに、
これほどまでの期待を寄せていただき、
また配慮をいただき、心から感謝。

誠実が大事。

誠実にひとつひとつやっていくことだ。

期待を裏切るまい。決意を新たにする。

夜、初出荷後の打合せ。
梱包方法や輸送方法について、信頼を寄せていただき、
任せていただく。大変だがやりがいあり。

夜、見積り依頼一件、ペンディングの案件図面到着一件。

EVは、
昨夜から、バッテリーを一旦放電。

充電器のテストに入り、概ねOK。

明日、充電器を手配をすることに。

いよいよ、完成へ一歩前進。

7月28日(月)晴れ

扇野、川畑が朝7時に出勤。

土曜日夜からのエージングを終えて、
出荷の梱包を始めていた。

8時過ぎに積み込み開始。
チャーター便が9時前に出発。

板金、基板、ハーネス、組立、検査、エージング、梱包、輸送。

ついに、全て携わっての完成品を世に送り出すことになった。
と朝礼で喜びを語るが、皆で共有できている感はない。

現場が気になるが、
夜になってやっと無事設置されたとの連絡が入る。

日中は、輸送見積りなどで一日とられる。

昨日の総会で勇気をいただき、
松本と充電器を購入。

とにかくやってみることに。

7月27日(日)晴れ

川畑、松本と共に、都内で日本EVクラブの総会に出席。

同じホテルで、北京五輪の陸上選手の壮行会があったみたい。

石油は、40年でなくなる。
だからと言ってEVという単純な図式ではない。

懇親会で、思いがけず「エレクトリックバス」の発表をすることに。
しっかり準備しておけばよかったと思う。

11月3日の筑波サーキットへの出場を約束してしまう。
もう後に引けない。

いい出会いがたくさんあった。

7月26日(土)晴れ

扇野、川畑が出勤。

新規第1号の最終組立と検査、エージング。
現場は任せて、自分は、午前、輸送の打合せ。

午後は、梱包方法について検討。
副資材を購入して、概ね決まる。

月曜日出荷に向けて、最終のバグチェック。

後は任せて自分は明日のEV総会に向けて準備。
午後、和彦君が来社。

夕方、
「24時間以上のエージングのため、月曜日7時に出勤して梱包します。」
との川畑からの報告。

2人で責任持ってよくやってくれた。その姿勢が嬉しい。

7月25日(金)晴れ

都内にて年末からの新規プロジェクトの打合せ。

いよいよ、本格的に始まる。緊張感。

ありそうで、時間はあまりない。

人員、設備、資金。

午後帰社。

別の案件、新規の量産第1号の組みたてに入る。

バタバタだ。第1号だから当たり前。

それでも、9時ごろ終わるんだから、
トラブルがないに等しい。

深夜や徹夜など、MIYOSHIは経験してないからなあ。

これが、板金、基板からハーネス、組立、検査、エージング、梱包、出荷までを、
近所の会社でやり遂げるという集大成だ。

やっと、ここまできた。もっともっと力が必要。

7月24日(木)晴れ

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新規プロジェクトの立ち上げ。

チャーター便の見積り、部材手配・チェック、
レイアウト検討、図面変更、人の手配。

昨日の反省から、扇野に朝、振ってみる。

現状の現場もあるので、
立ち上げに没頭する訳にはいかない。

そんな中で、自分の時間をつくりながら、
一日でそこそここなした。

午後、吉田工業へ。
労務管理の問題を情報交換。

夕方、新規プロジェクトの見積りが決まる。
弊社の意向を、ほぼ呑んでいただく。
ありがたいことだ。

あとは、しっかり応えるのみ。8月が勝負。

2Fブラインド設置。40坪工業扇風機設置。

EVは充電器が決まらず悩む。
市販の連結で対応するか。

フジライン別役さん来社。

今日は目標に若干届かず。
管理職と原因を探る。

7月23日(水)晴れ

人材。

そこにつきる。

社長の悩みの大半は人材。

午後から、立ち上げに立ち会う。

いい仕事をする人材とそうでない人間は、
そういう場でよく分かる。

付き合いで来てるのか、仕事をしようとしてるのか。

各社の社長は、話ができる。
が、担当はさまざまだった。

まるで、人ごとのような発言も相次ぐ。

アロイさんの若い二人。なかなかだった。

社長も工場長も同席しない中で、
8時まで、大事な納期の打合せまでしっかりとやった。

歯切れの悪さはあるが、若いから仕方がない。

総責任者の担当者は、30代でよくまとめ上げている。
場数を踏んできたのだろう。

あとの人間はサラリーマンだ。

トンチンカンな目線は、「腹の決まり方」から来るものだということが、
よく分かる。そういう人間には投資しても仕方がない。

サラリーマンでもいい。何を盗もうとしているかだ。
せっかくいい機会なのに。

7月23日(水)晴れ暑い!

午前、マッチング。
内野さんとライクスタイルさん。

午後は、急遽工場監査。

問題なしとのことで、
ぜひともと依頼受ける。

その足で、川畑と別の工場を見学。

現状のままでいい訳はないが、
受けたら引き下がれない。

新倉は、治具製作と作業台のキャスター購入。

冷房設定温度問題。一旦決着。

事務所28℃。2F内側27℃窓際26℃。1F27℃。

暑い夏に寒いと感じる人が一人もいないことが原則。

と自分は思うが。。

7月18日(金)晴れ

扇野とともに、あきる野へ。

ありがたい話だが、
新規案件を進めるには慎重をきたす必要あり。

午後、7月8日の工場監査の案件が正式に決定。
ユニットの変更あり、工場にとっては都合がよい。

これを含めて案件は3つ。

マンパワー不足をそろそろ補うとき。

スタッフのアンバランスを補うとき。

7月17日(木)晴れ

午前、工場監査。

午後、1社訪問。

現場の案内とともに、
社長の40年の歴史をうかがう。

小僧から始まって、40年ついてきた人が何人もいるという。
すごいことだ。赤字を出したこともないと。
社長と工場長は、朝6時に出社するとの話。

大先輩の経営姿勢に、我が身を反省する。

先日、中2の長男と将棋をやった。
3連敗した。

自分の戦法は?
攻撃は最大の防御。

王手王手の連続で、相手に攻める機会を与えない作戦。

前は、これで勝てたが、勝てなくなった。

果たして経営は?攻めと守りと。。

7月16日(水)晴れ

昨日、訪問した地域の成形屋さんから、
空いているマシーンがあるとのことで、
お客様にいっしょに行ってもらった。

「取り急ぎご挨拶に。」と言いながらも、
こちらは、仕事を出すつもりで伺ったのだが、
残念ながら、
「前向きに検討します。」というトンチンカンな返答だった。

名刺を見て、見縊ったのだと思う。
そこそこ大きな会社で設備も充実してるのに、
営業の苦労を知らないんだろうか。
非常に残念なことだ。

この会社は、これでひとつチャンスを逃した。

なぜ出会いを大事にしないのか?

仕事をくださいと言えば横柄な態度をとり、
仕事を出すと言えば、手のひら返したようにお茶が出てくる。

名刺に大きな会社の名前が入っているとヘコヘコして。。
名刺なんてのは、たかが紙切れだよ。

見るなら、目を見て人間を見抜け。

人の振り見て我が振りを思う。自分は大丈夫か?

7月15日(火)晴れ

電設の打合せ。

静電アースと動力アースの設備。
動力の配線。
1Fの照明、エアコン。

川畑は、午前菊池製作所へ。

斉藤さん、寺尾さんと食事。

社内にいるだけで、時間が経つのが早い。
自分でコントロールしないと。

フォークの修理で14万かかると見積書。
冗談じゃない。部品不良じゃないか。タダでやれ!
と、トヨタL&Fにクレームをつける。

リースが終わり、修理も高いので、
新車を購入してくれ、との論調のようだが、
全然お客様の方を向いていない。
だから、頭にくるんだ。

”消費者は、全コストの負担者”なのに。。

夕方、紹介あり、あきる野へ飛ぶ。

サンプルをお預かりする。
7月末から2ヶ月との話。

そろそろ動きが出てきたか。

7月14日(月)晴れ

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朝、エレベータ改造の打合せ後、
広栄社新座さま訪問。

基板実装から、組立てまで、しっかり管理されている。
川畑、扇野にとっては、大変勉強になったはず。

午後、ヨコタ電子社長来社。
EVのハーネスについて相談する。

写真は、完成したバッテリーケース。

木製だが、車内で違和感のないように、
ブラックで塗装。

14日夜12時までにレポート提出で、
23時完了。ぎりぎりセーフ。

宿題がぎりぎりなのは、学生時代と同じだ。

資料の本には、35枚の付箋がついた。
「明日は、小さな超一流企業になってみせる。」
そこから始まった徹底したマーケティングは圧巻である。

7月11日(金)晴れ

古瀬さんと三菱のロボットの展示会へ。

業界を取り巻く環境をみれば、「組立」は変らないといけない。

ロボットが低コストで汎用性があれば、大手だけの話じゃない。
中小こそトライすべきだ。

午後、川口へ。

先輩の種々のお話を伺い勉強になる。

夜、年初からの案件が決まったとの話あり。
この夏の話。さっそく打合せ。

「組立ては厳しいよ。」
と言われる所以がここにある。

設計から始まって、材料購入して、
最後に財布に残っているお金が「組立て予算」だ。
受託製造の予算は切り詰めれれる一方で、
最後の最後だと厳しいに決まっている。どげんかせんと。

しかし始まれば、組みたて屋に情報も部材も集まってくる。
良品の最終の関所だ。

「悪いけど、ちょっと見てくれ。」と言われるのは組みたて屋なのに。

7月10日(木)

受注決定の発表。

朝ミーティングにする。

給料日なので給与の考え方について。

品質・スピード・多能性・責任感・協調性
それぞれを0点から2点で評価し合計で昇給などの参考にしてます。

800円よりも、900円の人の方が配点が厳しくなり、
高評価の人から昇給になります。
全体のバランスを考えます。相対評価です。

1000円以上目指す人は、さらに
顧客満足・利益貢献・人材育成・リーダーシップ・カイゼン。

常に昇給を目指す人と、そうでない人。
どちらが正しいと言うわけではありません。
どちらも、大事な人材です。ただ、言える事は、
同じ仕事をしていても、昇給はないということです。

昔は違った。同じボルトを40年締め続けても昇給したんです。
でも、そういう時代はとっくに終わった。
だから、ワーキングプアが生まれるんです。

どうしたらいいか。自分が変るしかない。
質か量の向上がないと昇給はないということです。

さて、決まった仕事について。
昨日、検討した立上計画です。

年末の段階で、48名を予定してます。
責任者のポストも空いている。
皆の力が必要です。

一人一人と懇談。それぞれの想いあり。

「決まってありがとうございます。社長。」
という人がいた。聞き間違えかと思った。

この展開で皆、自分の仕事が・立場がどうなるかと考えていると思った。
彼女は、会社としてとれた仕事を、素直に喜んでいる。

自分が愚かだと思った。

いつの間にか、損得・体裁で物事考えるようになったか。
会社の発展は、全員が喜んでくれることと信じられなくなっている。

団結だ。もう一度、組織を作らないと。

自分が変ることだ。

午後、徳田さん来社で工事の見積り依頼。

7月9日(木)晴れ

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あまり眠れなかった。
朝から、準備に取り掛かる。
環境整備、立ち上げ計画等々。

朝、鈴木自動車さん来社。
EVをウマに乗せたまま、初めて始動してみる。

午前、清水さん来社。
年初からの案件が、近々決まるとのこと。

1Fの工事レイアウトの検討。
中2F構造にして、防塵対策を施す。

立ち上げ計画のたたき台を作成しお客様を待つ。

夕方、レイアウトの大まか承認。

立ち上げ計画について、検討する。

あっという間に一日が終わる。

7月8日(火)夕方大雨

あんたは負け組だよ。

よくもこんな悠長な生産計画でやっていけるもんだ。
手の動きだって遅い。

生産管理は?
生産技術は?
資材管理は?
品質保証は?
製造環境は?

だめだよ。全然ダメ。
やっていなきゃできないんだから、やってるのは分かるよ。
見せてよ。分かるように見せてよ。

広さがあるのと、やる気があるのは分かりました。
できるという具体的な提案を出してくれないと。

5時間。ボロカスだ。悔しい。

これが世界No1の見解。

7月7日(月)晴れ

俺たちのすごさは何か?

それは、馬鹿を認めたことにある。

世間には、大してできてもいないのに、
踏ん反り返っている会社もたくさんある。
そういう会社は、後であわてることになる。

我々は新参もので、他より劣っていると思っている。

だから、他から言われることを素直に聞き入れて、
勉強しようとする。だからいつも進化していく。

これは、会社も個人も同じ。

「それは、私のやり方と違う。」
「そんなこと言ったって、このやり方でずっとやってきた。」
と凝り固まった人は、そこで成長停止だ。

MIYOSHIの人間は、今後もそこを勘違いしないでもらいたい。

ずっと馬鹿で行くんだ。
「私は馬鹿だから、教えてください。」
そうやって、勉強していく。ずっと。

午前2社訪問。午後神奈川から1社初来社。ありがたい。

夜に至るまで、社内では川畑が得意先から指摘を受けている。

川畑の中には、「それは前には言われなかった。」、
「こんなことまで言われなきゃいけないか。」と思うこともあるだろう。

今回も、川畑が全部受けた。
川畑から内容を確認する。全部ありがたい言葉だ。

皆、高いお金を払って勉強するところを、タダで教えてくれる。
この機会を逃しちゃいけない。

全部血肉にしていけばいい。それが自分の財産になる。

7月4日(金)

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バッテリーが到着。
松本はケースの製作に取り掛かる。

来客多し。夜まで、来週の打合せ。

佐々木さんと約束に遅れる。

7月3日(水)

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AM、三和電化にて充電器製作の打合せ。

全国で自作のEVに挑戦する人にとっては、
最後の大事なポイントだ。

ところが、秋葉に行っても、ネットで捜しても、
満足のいくスペックのものがない。

アメリカからイタリア製を取り寄せるということになる。

自作で汎用性のあるものができれば、
全国・全世界で挑戦する人のために供給できるのではないか。

現に皆、アメリカから購入してるんだから。

7月2日(水)

朝6時川越。

切削最新設備を40台以上擁する高砂精密さん。

「高砂さんに任せれば何とかやってくれる。」
そう言われるようにやってます。

すでにそう言われている少数・試作の金属加工。

機械が仕事するとはいえ、作業者によって仕上がりは全然違うと言う。
だから人を育てる。

7月1日(火)晴れ

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ものづくりのセンス。

みんなに「ものづくりのセンス」の話をします。

今、我々がやっている仕事で、
お客様から来た手順書だけで出来上がるものは何一つありません。

渡されたとおり、言われたとおりでは、ものは出来上がらないんです。

管理職がアレンジをして、単純化平準化してるから出来上がっている。

昨日、こんなことがあって長崎さんに宿題を出しました。

工場の検査器でOKで出荷したものが、
客先の検査器でNGになった。

もどってきたものを解析しても分からないが、
組みなおすとOKになる。
原因不明のまま、これを設計に返した。そこにまった

ここが本当の我々の仕事なんです。

つまり、量産が始まれば、数をこなすのは我々の現場です。
設計者よりも、お客様よりも、現場の我々以上に情報をもっているところはありません。

だから、結果的に部品不良であっても、設計不良であっても、
原因究明は我々の仕事です。その情報を提供できるかどうかが、
組立屋に求められることなんです。

ものづくりのセンスとは、言われていないことが分かること。
書かれていないことが発見できること。

以上、朝礼。

社員は、ハンドルを取り付ける松本さん。