MIYOSHI

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HIDEYOSHI DIARY

埼玉の電子機器組立及び製造工場、オリジナル防犯監視カメラや電気自動車製作のMIYOSHI社長、佐藤英吉の日記を掲載させて頂きます!

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2008年5月の日記

5月30日(金)雨

朝、在庫管理について打合せ。

午後、見積りで青梅へ。

夜、自宅にて板金屋さんと打合せ。

5月29日(木)雨

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午後から新座へ。

超短納期。

現場に持ち込んでその場でレーザー加工をしてもらう。
ライクスタイルの山田さんに本当に頭が下がる。
お忙しいのに、3時間は拘束してしまったか。

が、この動きが何かにつながるかも知れない。

持ち帰って製作に入る。午前2時完成。
魂こもった職人のすごさ。

5月28日(水)

(46KB)

午前中、屋根の上清掃。

新倉と屋根の上へ。

枝を落として、おそらく10年以上たまったであろう泥を落とす。

午後、花粉にやられてくしゃみ止まらない。

5月27日(火)

「対策報告するまでは動かすな!」
と指示する。

が、あさ30分ほどのミーティングで現場は動きだした。
認識があまい。もう一回全員集める。

以下の内容を洗い出す。

①発生原因
②流出原因
③発生対策
④流出対策

「いい?前提はここにいる人が全員いなくなっても不良を生まないというシステムだよ。

手が変ったら不良が出るというのは、対策じゃない。」

「気をつけましょう。徹底しましょう。」は対策じゃない。

中には、話に乗ってこれない人もいる。
が、この対策のプロセスを知っておくことが大事だと思うから、
あえて時間をかけてミーティングを持った。

5月26日(月)

若手経営者の会 in 狭山

赤字経営からの脱却の体験談を伺う。

中小企業の社長にとって大事なことは、
「健康で元気なこと。」
「打つ手は無限。」

人・モノ。今ある経営資源を有効に使うこと。

まずは5S。

会社前の道路清掃。すべて社員の手で。
どんな商売も隣近所に愛されないと繁栄しない。
部長クラスは、7時半出社。
正月以外全部営業。深夜も。
全員がフロントマンとの意識改革。
正しい月次決算と資金繰り表の作成。
そして、多角化。ポイントは本業を活かすこと。

なぜできたか。

社長が素人だから。
素人だから、お客様目線になる。
どっぷり入るとカイゼンできない。

朝4時起床の63歳社長。負けました。

5月24日(土)曇り

「オネスト(正直)カード」

「天候の影響で品質が悪く値段も高騰しております。
他の商品をお薦めします。」との注意書き。

マイナス情報をあえて表示するこのスーパー、増収増益だという。

社内の情報は全部オープンにしろ!と教えていただいた。

「畳一枚で全部分かるボード」をどうするか協議をした。

QCD+α情報とともに、
日々の粗利を折れ線グラフにしてはどうかと提案した。

楽しみになるか、それとも見えすぎて落ち込むか。

午前、1社打合せ。
資材の管理について。

社内フローの必要性あり。

テスラロードスター。ほしいなあ。
1200万でも、安いって思わせる。
そう言わせる開発。すごい。

手が出るわけがない。

ジラソーレかなあ。

5月22日(木)晴れ

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『何のため』という目的がないんだよ。
だから、だめなんだよ、みんな。

小野塚さんが渡部さんを連れてきてくれた。

王手の管理職をやりながら、工学博士号を取得。
独立をされて、すごいことを企んでいる。

その笑顔には、子どものような好奇心が見え隠れする。

「つまり高効率の現場を創り上げて、
その現場で営業しようって言うんだろ?」

渡部さん、全部お見通しである。

「君の考え方、真剣さは分かったよ。面白いじゃないか。
でも、リスクは高いな。何が課題か分かるか?」

「管理です。これまでのお客様担当制から発展させなくてはなりません。」

「そうだ。何でそれが分かる?」

「1社下請けの量産をやってきたからだと思います。」

話が早い。面白い。
いい出会いをつくってくれた小野塚さんに感謝。

現場で、収縮作業をやっているのが目に入る。

ヒーターを右手に部品を左手に持って、一本づつの作業。

扇野にカイゼンするように命ずる。

すぐに現場に飛んで行って、作業者と何やら話するが、
結局作業は変らなかった。

もれ聞こえたのは、
「これが一番早いんだよ。」との作業者の言葉。
扇野、作業者の頑固に屈してしまったようだ。

次に川畑を呼んで、カイゼンしろと命ずる。
今度は、松本さんの知恵を借りるように提案した。

できた治具が、写真のもの。

たった半日の出来事だ。

1個2個ならそのままでいいかも知れない。
量産の怖さと可能性がある。明日の朝礼で伝えようと思う。

5月21日(水)晴れ

「そういえば、初めてだよね。」
6年越しで新規の仕事が始まった。

年に数回お邪魔して、
状況の報告をさせていただいていた会社から、
思えば初めての受注をいただいた。

とっくに仕事の付き合いをさせていただいているつもりだったが。。

共通の知り合い会社もできて、
この周辺で、基板、ハーネス、板金、アッセンブリのネットワークが活かせるかも。

一方、

管理について課題あり。
お客様を安心させる管理システム。
会社トータルでシステムになっていない。

お客様ごとの担当制度とは別に、
MIYOSHIの横串を刺したシステムを構築しないと、
お客様を安心させることができない。

「MIYOSHIの合格基準は?」
「MIYOSHIのフローは?」
「MIYOSHIの受発注システム?」
「MIYOSHIの不適合対策の流れは?」
「MIYOSHIの資材管理のシステムは?」

電話たらいまわしの組織にはしたくないが。。

もう一回、会社つくるくらいの労力が必要か。

5月20日(火)朝は台風

午前、コンサルの相談あり。

MIYOSHIより、はるかに大きい会社である。

「経営者の視点で現場を見てほしい。」

たしかに。

経営マインドとか声高に叫んだところで、
実際に背中に水が流れてみないと分かるもんじゃない。

ある社長が言ってた。
「じゃあ、2000万自分で借りて来い!それからモノを言え!」
「赤だろうが、黒だろうが給料もらえると思ってんだ!」と。

さあ、どうしたものか。

<コスト意識>
MIYOSHIでは、毎日の損益とレートを出してみた。
かれこれ半年。

裏紙を使って毎日計算しているうちに何となく見えてきたものがある。

どうしたら粗利を生み出すことができるかを考えてみた。

計算することが仕事になっていては、こうはならなかった。

自分が外出しているときには、粗利実績をメールで報告してもらった。
数字だけ送られてくるので、なぜ昨日より上がったのか、下がったのかを、
ひとことコメントを加えるように指示をした。

最初は、トンチンカンだった。
が、段々的を得るようになった。
そして、次の日のシフトに生かされていくようになった。

こういうことの繰り返しなんだろうと思う。時間のかかることだ。

5月19日(月)曇り

大宮にて、弁護士との打合せ。

ご機嫌でも悪かったのだろうか。
残念ながら、不満の残る出会いだった。

10分ほどの話で、
「はい、5000円です。」と。

この世界だって、QCD+α じゃないのかなあ。
「ああ、安かった。」
そう勘違いを起こさせれば、勝ちなのに。

この人、どんな志で弁護士になったんだろう。

まあ、いいか。

5月17日(土)晴れ

八王子にて、経営塾の始まり。

今いる仲間とどういう価値を残せるのか?
それが、自分が生きた証ではないか。

「お陰で楽しい人生でした。」
「この会社のお陰で人様のお役に立てました。」
そう言ってもらえる歴史を残したい。

5月16日(金)晴れ

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カイゼン5日目。大幅なレイアウト変更。

昨日の打合せ通りに現場はすでに始めていた。

会社では、松本と新倉が作業台の製作に入る。

午前中で、レイアウトの半分は終わったか。

大掛かりなレイアウトの変更。
午後からは、LAN配線で、周りからも応援が入るなど、
自分でもここまで迷惑をかけてよかったかと思ってしまう。

何せ数十台のPCの配線をしないといけない。
位置決めが終わってから、配線に数時間かかる。

いいタイミングで作業台が完成してMIYOSHIから届く。

現場の3人。どう声をかけていいものかと思うほど、黙々と作業。

しかたない。自分も黙々とできることをやってみる。

思い通り以上にレイアウトはできた。

さあ、本当のカイゼンはここからだ。

「1週間後また来ます。

整理整頓の維持、識別表示、
そして、何よりも動かしてみて感じたら、
遠慮なくレイアウトの変更をしてください。

あと一歩歩かない方法、あと5センチ手を動かさない方法。
そうやって考えることが、楽しくなるくらい考えてください。
そうすれば、
1週間レイアウトが変らないということはないと思います。
楽しみにしてます。」

自発のカイゼンの始まりだ。
どうかカイゼンのスパイラルが起きますように。。

5月15日(木)

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カイゼン4日目。

松本・新倉を連れて出かける。
高さ700ミリの廃棄待ちの事務机の改造。
立ち作業台。買ったら、3万もする。
いろいろ考えながら、本社へ移動。

レイアウト変更のたたき台ができたので、
担当者と社長を交えた会議を持ってもらう。

現場の3人。手際もいいし、作業は早い。
問題は、在庫・運搬・動作のムダを如何になくすか。
レイアウトの変更案をホワイトボードに記載して検討。

レイアウトのポイントは、
●誰が見ても分かる一方通行の流れを作る。
●歩く機会と距離を減らす。
●椅子は撤去。座り立ちの動作のムダを排除。

「『そんなこと言ったってさあ、無理だよー!』とか、
『違ううやり方がいいと思ってたんだよなあ。』とか、
あるんじゃないの?今言っといてよ!」

「大丈夫です。」決まった。

「じゃあ、いつやる?」「明日。」
よし、決まりだ。明日やろう。

「用意しておくものは?「立ち作業台。」

「松本さん新倉さん、今日中に一台作って!
そして、明日中に1800が3台と、1200を2台お願い。」

「えーっ!今日中?」「板金が。。」

「じゃあ、行こう。」
3人で板金加工屋さんに飛ぶ。

板金屋さんで検討の結果、木材でかさ上げした方がよさそう。
ビバホームへ飛ぶ。材料を購入。

この2人は、すごい。18時。1台完成。

うー。これ、うちもほしいなあ。。

本当はカイゼンの一貫で、こういうことも現場にやってもらうと、
いろんな知恵が沸いてきて、いい現場が出来上がるんだけどなあ。
そういう力を持ってる会社だし。

今回は仕方がない。何よりも動きはじめることが大事だ。

5月14日(水)ちょい雨

てっきり特需かと思いきや。

駐車違反の取締り強化で、
コインパーキングは特需に沸いていると思っていたが、
新規参入で、供給過剰になり、
結局、価格でしか差別化の図れない市場の中で、
収益を圧迫し、新規参入組みだけでなく、
既存も生き残れないところが続出とのこと。

追い風は、必ずしも追い風ではない。

学ぶべき点多い。

ゼロから1へ、1から2までは壁が厚い。
が、2から4へは比較的いくものだ。なるほど。

朝の会。

カイゼン3日目。

スタッフ2名とともに工場へ。

1つくり過ぎのムダ
2手待ちのムダ
3運搬のムダ
4加工のムダ
5在庫のムダ
6動作のムダ
7不良のムダ

のうち、3運搬・5在庫・6動作の3つのムダがありそうだ。

歩く距離を徹底的に減らす為に、大胆なレイアウトの変更。
仕掛りをコンベアにして、待ち在庫は置き場を300台MAXに。
椅子を撤去して、体勢と動作のムダを排除。

これで現場に負担をかけずに、1.5倍の生産量確保を目指す。

何よりも、リーダー始め現場のスタッフが前向きなのが嬉しい。

5月13日(火)台風2号

2日目。工場へは2名で行った。

工程に入れてもらうにも、あまりの多品種に対応できない。
工程を覚えるのに2ヶ月かかるという。

手伝いながら、工程カイゼンをしたい。

昼になってやっと応援に入れるポジションが見つかる。

午後の2時半。

歩いて運ぶ無駄を省き、一方通行の原則に近づけるために、
コロコンを設置して、現場に入ってみる。

現場のリーダーから、「2本にしてみては?」と提案を受ける。
これは、嬉しかった。

多品種の極みのこの現場で、如何に「見える化」を果たせるか?
そして、ムダを省いて効率アップが果たせるか?

単純には行かない。

5月12日(月)晴れ

ステーキ食べるには?

まず、牛を倒しに行くんでしょ?

我々のものづくりは、ほんの一部しかやってない。
あなたの担当は、更にその一部しかない。

ナイフで切ったステーキをフォークで刺して、
口もとまで持ってきてもらってるようなもんだ。

ステーキ食べるには、牛を倒しに行かないと。

そう考えると、みんなやっていないことが山ほどあるんだ。

そこそこできるとか、知ってるなんて勘違いしちゃいけない。

今日から、さらに新しいことに挑戦してもらいます。

以上、朝礼。

コンサル初日。

内発か外圧か。考えのまとまらないまま工場へ。

工程の確認、仕掛台車数の確認、撮影で一日を使ってしまう。

現場に迷惑をかけてはいけないが、もたもたする訳にいかない。

この距離感は、味わったことがない。謙虚に。大胆に。

5月10日(土)雨

AM小野塚さん来社。

仕事の件、個人の件と、
種々動いていただく。

心から感謝。

5月9日(金)

一人一人と懇談するものの
かみ合っていない自身を痛感する。
どうしたものか。

松永さんにバッタリ会い工場へ。

現場のカイゼンコンサルを依頼される。

仕事でなく、「実験でよければ」と了解する。

今まで、やってきた現場カイゼンが他社で通用するのか。

年末に向けての仕事では、宿題をいただく。

半分の工数でできる工夫を。
安い手を使うのではなくFAで。

参考になる工場はないと言う。

やれば、力になる。

5月8日(木)晴れ

ハンドル届けに、窪井塗装さんへ。

朝、電話をいただき、お言葉に甘えて、
バスのハンドルを持参した。
塗装を引き受けていただく。

経営塾の話をいただく。

5月7日(水)

GW明け。全員無事出勤に安堵。

いつも、連休明けの朝礼は安らかなものだ。

全員集えたことで、何よりです。
なんて、言ったりなんかして。。

納品兼ねて、数社と情報交換。
どこも、5月の見通しは厳しい。

5月5日子どもの日

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EVフェスティバル in筑波サーキット

松本、扇野、佐藤で参加。

秋に比べると規模は小さいものの、
運営する人には、本当に頭が下がる。

年々スピードを増していくマシン。

隣は爆音を響かせたレース。
こちらは、無音で走るレース。

スピードは、必ずしも負けていない。

同じサーキットで走る日が来るのが楽しみだ。

知り合った塙さんは、
ダイハツの四駆を非常にシンプルにコンバートしていて、
かっこよかった。

「電気を笑う人は、電車に乗りながら、『蒸気機関車が一番だ。』
と言うようなものです。もうすでに電車に乗っているんですよ。」

「レースで勝たないと世間が振り向いてくれない。
今、リチウムのオフロードのレースカーを作成中なんです。」と。

このサーキットにバスが登場したら、存在感があるのは間違いない。
このレースに時速40キロで登場したら、危ないかなあ。
ハンドルが抜けたらどうしよう。そもそも、走るかどうか。

課題は、山積み。

5月2日(金)曇りのち雨

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「これからは小さい会社の出番だよ。」

日本の大会社のものは売れなくなった。
消費者を見ていないからだ。

若い人のものの買い方は、
「誰も持っていないもの」に移りつつある。
ということは、小さい会社・少ないもの。

日本は遅すぎる。

シガラミで身動き取れない。
日本の携帯の失敗は、NTTに気を使って動かないからだ。
技術を持っていながら、結局世界に通用しなかった。

カリフォルニアの車、テスラーロードスター。
最高速210キロ、4秒で100キロの加速。
バッテリー寿命は16万キロ。
3.5時間充電で400キロ走行可能。

ポルシェもアウディもEVを出す。

日本は業界に気を使って大事なものを見失っている。

ヒデヨシ!これからは、小さい会社の時代だよ!じゃあな!

ガチャン!

以上、石川實からの電話。

写真は、板金の加工に入った松本氏の後ろ姿。

5月1日(木)晴れ

「私の仕事は、全部急ぎですから。
優先順位の問題なんです。」

小野塚さんとそばすすりながらの話。

小野塚さんが秘書にお願いするときは、
全部 「急ぎでね」となるそうだ。

それに秘書は、優先順位をつけていく。

この優先順位が分かるかどうか。

そうでないと、仕事の順番の組立てまでしてあげないといけなくなる。

それじゃ部下として、秘書として使えない。

仕事ができる人間かどうかは、優先順位が分かるかどうかで決まる。

午前3社訪問。午後2社訪問。
4月5月の各社の仕事の薄さは、異常だ。
同じパイの食い合いで、生き残り合戦になりつつある。

午前訪問の会社から、全体を掌握できる人材がほしい。
と要望され、午後再就職希望の1名を連れて再訪問する。

ここのところの採用は相変わらず、反応がいい。
製造業の求人が極端に少ないのが気になる。