2008年3月の日記
3月31日(月)
石川實の最終回。
1年半大変にお疲れ様でした。
FM界に、というよりFMリスナー界に革命を起こした。
業界や組織の壁を乗り越えて、よくぞ頑張った。
当日まで、番組の終わりを告げないことで、
メッセージしたいことがあったと言う。
世の中の縮図だと思う。
見えること、分かることと、
一歩を踏み出すこと、やってみること。
大きな差がある。
よくぞやったと思う。やりきった實に喝采を贈りたい。
「お前は、うんこ製造機だ!
うんこ作ってるだけじゃないか!」は、朝の番組にふさわしいかどうか。。
うんこ製造機で終わらないよう、
同じ人生、生きた証を残したい。
4月からのプー太郎、頑張れ!
プー太郎以下の俺も頑張る。
3月27日(木)晴れ
打合せを終えて、9時半に出社すると誰もいない。
社内は設備も部材も無くなっている。
Y川電機のラインが、そっくり持ち出されていた。
「なんてことだ。」
愕然とした。警察に電話するがすぐにつながらない。
携帯には、セコムからの着歴が残っていた。
なぜ、誰もいないのか。
朝出勤してこの状態じゃあ、社長がやらかしたと思って、
帰っても不思議はない。
川畑に電話すると、就職活動で都内に出ているという。
昨日は、比較的早くに終わったというから、
それから朝までの間に何者かが持ち出したことになる。
一体どうして。
経営の不安定なところから在庫を持ち出すことはよく聞く。
今朝の打合せで、一社下請けの経営状況がよくない話を聞いた。
確認すると、やはりそこからも部材が持ち出されていた。
「やってやろうじゃないの。」
決意する。
「もう一度全従業員と会って、誤解を解いて、会社を作り直してみせる!」
目が覚めた。夢だった。疲れた。
3月26日(水)晴れ
ガレージ完成。
電気自動車用のガレージが完成。
ジャッキとウマを手配。
本当に素人ができるのか。
3月25日(火)晴れ
男性2名面接。久々の求人。
ここのところ、
求人広告を出しても反響がない噂しか聞いてなかったが、
人の動く時節。もう一回4月に出しておく必要あり。
よく見ると、もともとの記事が、
「誰にでもできる簡単な仕事です。」
とあり、そのまま出してしまったが、今の現場は違う。
仮に採用しても、新人がすぐにできる仕事が限られてきた。
それだけ、みんなスキルアップした証拠だ。
ひと段落して、4月からの仕事が薄くなりそう。
動き始める。
3月24日(月)
中国NG部材の選別に4人来て頂く。
我々の出荷は、1万台でひとつのNGも許されないのに、
中国から入荷の部材は、NG率半分だの3分の1だの。
受入れ検査でなく、選別だ。
中国もそのつもりで出荷してきてるのだろう。
「代替」とか「○割増し」という話になる。
国内の部材では、考えられない。
「誠実とスピード」
これが我々の行動指針か。
3月21日(金)
谷本さんへ
3年間、大変お世話になりました。
「今月一杯で。」と言われたのに、
「辞めるんなら、次のこと考えろ!
会社のことより、谷本の人生の方が大事だろ!」
とか言って、退職のタイミングを早めてしまいました。
かっこいいこと言ってますが、非常に淋しいものです。
ただ、嫌で辞めていくのでなく、
次への挑戦をしたい、夢を実現したいということであれば、
時節柄、卒業というふうにとらえてみたいと思います。
3年前、派遣で来たときには、今の姿は想像もできませんでした。
「おかげさまで、自信がつきました。」の言葉にあるように、
本当に力をつけたと思います。
もともとあった力を取り戻したということだと思います。
我々には、センチメンタルに過去を振り返ってる暇などありません。
競争です。
私は必ず、辞めたことを後悔させる会社にして見せます。
谷本さん
この国は、愚痴や言い訳しながらでも食っていける国です。
そこそこの生活ならやっていけます。死にはしません。
決意して、腹決めて辞めた以上は、そんなもんじゃなくて、
大きな結果をもぎ取って、また顔を見せてください。
でも本当に大事なことは、金でも地位でもありません。
幸せに生きていること、それ自体です。
大成功祈ります。
3月19日(水)
電気自動車製作。
倉庫で始めることにする。
部品調達まで早かったのに、
随分おきっぱなしにしてしまった。
まずは、ガレージ作り。
松本さんを隊長にして、
プロジェクト再スタート。
3月18日(火)晴れ
全員6時で退社。
メリハリ。
電話とFAXにて、
求人の打ち合わせ。
久しぶりだ。
3月17日(月)晴れ
朝出荷、昼出荷、夕方出荷、夜出荷。
生産計画なんてもんじゃない。
目前の出荷に合わせて、
シフトを縦横無尽に対応していく。
午前来客の希望で、今晩の出荷数が倍増になる。
普通の工場なら断るところ。
「やってやろうじゃないの。」
午後3時からのシフトを変更して対応。
7時の出荷。ヤマトを待たせて完了。
「お疲れ様でした!」主婦たちが帰る。
すごい会社だ。
3月15日(土)
シフトがどうにも埋まらない。
くらい忙しいのが、健全な状態。
忙しくなると。。
どうして汚い中で仕事ができるのか。
理解ができない。
まずは、整理整頓。
仕事を進めながらでもできる。
ゴミは捨てながら、治具は片つけながら、
仕事をすればするほど、現場がきれいになるのが、
仕事が早い人の特徴だ。
丸井のバイヤーの上司が、
紙一枚しか机に載せない人だった。
その人の仕事の速さは、尋常じゃなかった。
いつも手ぶらで出社して、机の上も何もない。
残業は一切しない。
「残業は、仕事のできないやつのすることだ。」
そう言われて、自分も帰らされた。
カバン一杯に仕事を詰めて。。
次の朝までに仕事を終わらせるのに、
家で何度も徹夜したが、自分はそれでも終わらなかった。
別役さん来社。嬉しい。
挑戦してること、考えてることが不思議と一致するものだ。
もの繰り、人繰りのこと。
社長をやれば、また話題がひとつ増えるのに。
金繰り。
ここをやりながら現場で指揮取るのも、深みがあって面白いよ。
3月14日(金)晴れ
中国の成形品のひどいこと。
それをMIYOSHIが受入検査。
NG率は50%を超える。
仕事と割り切ればいいのに、
これを梱包した人の顔が見たくなる。
どういう気持ちで仕事をしてるのか。。
みんな基準とか、限度見本とかカッコいいこと言うけど、
これは気持ちの問題だよ。
どこに使われるか知っていれば、出荷しないよ。
うちのメンバーは、まじめだから最後はこの仕事に、
10人以上かけて、必死に受け入れ検査した。
これでも、誇り持ってやってるんだMIYOSHIは。
その気持ちが、10000分のゼロを生むんだ。
これは、受入れじゃない。中国の出荷検査だ。
呆れてクレームにも力が入らない。
「いいや。やった分だけ貰えれば。」
どうしても、そういう風に割り切れない。
結局高いものになるということが、まだ分からないか。
中国で5円で成形して、日本の受入れ検査で30円かけて。
ごみ一杯作って、環境まで破壊して、どこに向かおうとしているのか。
3月11日(火)春暖
坂田社労士来社。
退社社員の手続き等。
新事務所にも、お邪魔する。
仲間の発展は嬉しいもの。
夕方、事務所に来客。
励ましあえる友人。感謝。
3月10日(月)晴れ
現場は、のんきに見えるもんだ。
特に今日は。。
午後、一旦退社。
3月7日(金)晴れ
「MIYOSHIを踏み台にしろ!」
ここにいたら、いろんな経験できるから、力つけて、
もっと高く買ってもらえるところにヘッドハントされなさい。
俺は、人材を使い捨てにはしない。
力をつけてほしい。成長してもらいたいんだ。
他の会社に行って、
「さすが、MIYOSHIの出身ですね。」
と言わせるくらい仕事をしなさい。
結果を出しなさい。
なんて言ったことあったっけなあ。
かっこいいなあ。。
本当に踏み台になっちゃったなあ。。
会社よりも一人の人材の方が重いと思っている。
みんなのために、会社がある。組織がある。
会社は、そのために利用をするところだ。
会社のために命を捨てるなんてのは本末転倒。
あなたの為に会社がある。
ここを履き違えてる人が、世の中にたくさんいる。
MIYOSHIという舞台で、一人の人材が大成長できたら、
MIYOSHIは、充分に使命を果たしたことになるのではないか。
それくらい、一人の人間の可能性は大きいと思う。
3月6日(木)晴れ
管理職小林の退社を発表。
内外から、いろんな意見がある。
「なんで引き止めないんだ。」
「いい人材なのに手放しちゃいかん。」
「いつかやろうと思っていたのに。」
そう後で言わなくていいように、
人事も、昇給も、後悔のないようにやってきた。
こうしておけばよかったということは、ひとつもない。
ただ、淋しいだけだ。
「明日、このメンバーで仕事ができる保証はない。
だから今日一日を楽しんで、精一杯やるんだ。
愚痴文句に終わっちゃいけない。もったいない。」
石川實から電話あり。
「絶対に乗り越えてみせる。」互いに決意する。
3月5日(水)晴れ
雇用のこと、金融機関のこと、ディスカッション。
午前、入間にて2社訪問。
お忙しいところ、丁重に対応いただき感謝。
同じ境遇の組みたて屋さん。
計画倒れなども受けながらも、見事に乗り越えられ、
成長をされている。
午後は、別の会社の状況を伺う。
仕事をしても回収できなかったりする。
経営と言えども、運というものを強く感じる。
心配で、夜も電話する。
3月4日(火)晴れ
仕事ってのは、目の前の人に喜んでもらって、
初めて価値が生まれるもんなんだ。
お客様も、協力会社も、上司も、部下も。
自分の自己満足になっちゃいけない。
相手が望んでいるときに、
望んでいることをしてあげないと。
自分の都合では、喜んでもらえない。
それを分かってほしいんだ。
17時全員退社。今週はメリハリつけて。
管理職から、相談を受ける。
どっと疲れが出る。
3月3日(月)晴れ
非常事態宣言解除。
今日から、作業者17時に退社。
管理職も、できるだけ早く帰るように。
現場は、比較的順調に流れるようになった。
午後、見積り依頼のFAXが入る。
昨年の話をしっかり覚えていてくださった。
ありがたい。
夕方出かけて、夜帰社。
ずっしり。力が抜けた。