HIDEYOSHI DIARY

MIYOSHI代表、佐藤英吉の周りで巻き起こる日々の出来事から、
ちょっとした気付きや、深い学び、そして、驚きWOW!
そんな奮闘ぶりを20年間、ヒデヨシ日記に書き残しています。
「今日の学び」を常に己に言い聞かせ、人間革命していくために。

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2007年10月の日記

10月31日(水)晴れ

見積もった工数から12Hの仕事。

志願した飯高さんが挑戦して13H。
立派だ。敢闘賞だ。という朝礼・・

夕方、量産品の検品に所沢へ。

新座から、一番遅くにたどり着くと、
管理職と、手を上げて集ってくれたスタッフが、
しっかり対応していた。営業の谷本も。

早い駆けつけで、速い検品作業。
頼もしいと思った。

「一も二もなく、お客さまのところへ飛んでいく。」
僕が思ったとおりの対応をしてくれていた。

お客さまは、返って恐縮をされていた。

10月27日(火)

朝の会議で、原価管理。
仕事の薄いと分かっている日には、
「何となく効率の悪い日」をつくらないで、率を確保せよ。

直接も間接も生産に入らない売上ゼロの人(部署)と、
通常レートを確保する人(部署)をしっかり分ける。

ゼロの人が明日の売上づくりか、コストダウン作戦をする。

はっきりと手を開けておかないと、忙しいのか暇なのかが分からなくなる。
ここに苦しむ社長・工場長は、多いはず。

朝礼では、昨日の商談の模様を話す。

昼には、1社見積り提出。

夕方は、府中へ初の納品。
品質を落としてもいいと要望される。ビックリ仰天。

10月29日(月)

午前中、小林、谷本と共に、1社訪問。
その場で、1機見積り。
小林の1.5Hの判断は、自分と一致した。

走らせなくても、
そこそこ判断できるようになったかと思う。

先週の御礼周りで、入間、日高、狭山へ。

10月26日(金)雨

濃いすぎる一日。狭山周辺4社訪問。

迫力を感じる。

各社共通するのは、
「日本一」と言えるものを、
なんらかの形で表現されている。

大手のような「ど派手」な表現ではない。
が、光っている。一人一人の目が。

あせりを感じたり、勇気をもらったり。。

この企画をしていただき、
また、運営に携わっていただいた方に、
心から感謝いたします。

本当にありがとうございました。

10月25日(木)晴れ

安川電機の東京工場を訪問。

なんと不思議な巡り合わせか。
生産管理についての勉強もさることながら、
モーターの勉強をこんなにも詳しくできるとは。。

すばらしい会社がこんな近くにあった。

U字セルライン、3S、視える化(VM)。。
ピカイチのモーションコントロール技術にビックリ。

夜の西武文理大でも、すばらしい出会い。

学生が、先生が、行政担当が、経営者が。
何とも、いい会合だと思う。運営者に感謝。

5Sについては、昨日の朝礼でこんなことを考えてみた。

「捨てなさい!」
「片付けなさい!」
「掃除しなさい!」
「きれいにしなさい!」
「朝から晩まで」
言い続けてるのはうちだけか?

お母さんは、家に帰れば5Sの先生だ。
先生ばかりが集まったんだから、どこの会社も、
さぞかし5Sが徹底されてるんだろう。
と思うが、そうでないのには理由がある。

自分の家じゃないからだ。

10月24日(水)晴れ

午前、新座へ商談に行く。

社長から、知恵を出せ、頭を使えと、
言われてるんです。との言葉に苦笑。

サンプル預かり、見積りの依頼受ける。
現場を見ていただいての評価ならば、
尚、現場力の成長を止めてはならない。

午前、管理職集めて、大激怒。
目標達成の意思の有りや無しやを問う。
「確かに後退はしていない。が、幼稚園のお遊戯じゃないんだ。
試合には勝てませんが、練習は頑張ってます。じゃねーだろ!
カイゼン案が出なくても、問題の提起もできねーのか!」と。

言った自分に対して、一日中気分が悪い。
自分の力が足りないことを自覚することだ。

今は、管理職第2のステップ。
プロのものづくりは、
いつまでかけてもいい訳でもなく。
いくらかけてもいい訳でもないことを、
知っておく必要がある。

今は、そのステップを一段一段上っているところだ。
たしかに頑張っている。

昨日の現場と、今日の現場を問え。
昨日の自分と、今日の自分を問え。

午後、Bearsへ。

夜、萩山へ。

10月23日(火)晴れ

昨日の惨敗に対して、管理職の反応が許せない。

今週から、メインラインがストップするため、
厳しい状況になるのは分かっていたはず。

「そういう状況は、社長も知っていますよね?」
と、言わんばかりの作業日報に憤る。

このケツを誰が拭くのか。全責任は俺が取る。

が、荒利目標未達成に対して、
「メインラインが止まったから、次動くまでは仕方なし。」
の論調では、
「多品種少量の組立工賃仕事で黒字を出す会社」
には、なり得ない。

今こそ、挑戦をするとき。
未達成の原因は、ひとつじゃない。100も200もある。

現場は、管理職も含めて頑張っているのはよく分かっている。
その上で、管理職は、手足で1人前、頭で2人前仕事をするべし。

午後、山田さん訪問で情報交換。

夕方、府中で新規の払い出しを受ける。

10月22日(月)晴れ

毎週40万の募集広告にも反応なし。

狭山の会社へ、常務を紹介いただく。

人が足りない。
毎週40万の募集広告だしても、電話が数件だと言う。

まだ、30人はほしいと言うが、
仕事が足りない会社と、人が足りない会社と。

そして、お金が足りない会社と。

10月20日(土)晴れ

娘の授業参観。

算数では、
9・9でなく、20・20の暗唱におどろく。

古文漢文の暗唱にも圧倒された。

間違いなく、自分が子供の頃よりやっていると思う。

10月19日(金)曇り

(51KB)

AMADAのEMLを入れたという後輩。
東京に2台しかない複合機。

そのすごさも知らずに足立の工場に伺う。
何だか分かんないがすごい。見たことない。

このネタ引っさげて、足立、川口、草加へと。

3社とも丁重に迎えてくださり感謝。

2社は仕事になりそうな気配。
1社は有力取引先を紹介してくれると言う。
ありがたいことだ。

何より、一日いっしょにまわって、随分勉強になった。

同業同士の語りは、半分以上意味不明だったが、
なんでだろう、聞いてて心地よかった。

さあ、自信もって前へ。がんばれ篠塚!!

10月18日(木)晴れ

「休みたいに決まってるじゃないか。」

今朝の東京FM石川實の番組に出演した、
ハービー・ハンコックさんのコメントが胸に突き刺さる。

「でも、実際はいつも、何かが自分の中に起こってくるんだ。ある衝動というか、
自分を駆り立てるものが沸き起こるんだ。そうしたものが僕を音楽に引き戻して
クリエイトしたくなるんだ。何かに対して反応を取りたくなるんだ。

でも最近、実は「人間として成長する」ということに、自分の時間の大半を割いてるんだ。
ミュージシャンとして成長することに興味はもうないんだ。
音楽は、人生を反映さるものだと僕は信じているから、
人間として成長すれば、自動的にミュージシャンとしても成長するものだよ。
自分の人間性から発するものであれば、それが最も強くてしっかりとした基礎になるんだ。

その基礎を人として築き上げることが、人生にとって最も大切なことなんだよ。
ミュージシャンとしての基礎を築くよりも、それがもっとも大切なゴールなんだ。

そうさ、もちろんミュージシャンだったら、大切なことだよ。
或いはアーチストだって、或いは学校の先生だって、
どんな仕事だって、その技術を学ぶことは大切なこと。
しかし、人間性というのが私たち人間が分かち合える本当の基礎ということなんだよ。

そうそう、木の根だよ。木の根さえしっかりしていれば、上にどんどん伸びていく。」

「何のため」 を追求しぬいた大先輩。

WEBラジオ
http://www.tfm.co.jp/sky/index.php?catid=85

「工場で挨拶をされたのは初めてだ。
気持ちいいね。」

「手の動きが早いですね。」

午前、午後と2社来社いただく。
それぞれコメントをいただき、
前向きに検討していただけるようだ。

夜、イージーブライト製 蓄光素材の実験。
たくさんの方にご協力いただく。

10月17日(水)晴れ

「愚鈍は、ただうぬぼれから」  トルストイ

「慢心の人間は、愚鈍になる。
最後は必ず滅びる。」

「人間の悪は、人間によって
根絶させるべきものであり、
その点にのみ人々の使命があり、
人生の意義があるのです。」

「大人はずるい。
その心は利害であり世間体だった。
自己中心であり、保身だった。
一方青年は、『信ずる』心が強い。
そして、『まっしぐら』である。」

何とか、平和な世界が築けないものか。

昨日の一件での思索。
損得でしか見れない「世の中」の寂しさ。

何のための経営か、人生か。。
あなたは、どこへ行こうとしているのか。。

坂戸から、入間・狭山へ。

見せる現場が大事。でも、それは人だ。

ビックサイトでも、きれいなお姉さんが並んで、
お金掛けたブースを作ってる会社は多いが、
挨拶もろくにできないところがある。
人から想いが伝わって来ない会社がある。

本当に見せるのは、人間の「目」と「声」なんだ。

夜の谷本の言葉「やりがいがあるんです。
歴史を作りたいんです。」の言葉に勇気百倍。

10月16日(火)雨

手の動きよい。

などなど、金曜日来社の方より評価いただく。

評価の内容は、
●手の動きよい。
●私語がまったくない。
●挨拶が気持ちいい。
●帰るときに「ありがとうございます。」と言われた。
●会社全体が年齢層が若い。
●倉庫が整理整頓されている。

現場を見ていただいて仕事を出したいと思っていただけるのは、
みんなにとっても、僕にとっても、これほど嬉しいことはない。

青梅へ納品後、EVクラブへ連絡、Bearsへも。

みんな、催事・レースの準備で忙しそうで淋しいものがある。

税理士と月次のまとめ。

10月15日(月)晴れ

朝、納品ともども、見積書提出。

自信もって適正と言える見積りだが、
社内の話の行き所で、どうなるか分からない。

120パーセント努力と工夫を重ねた上で、
仕事が取れるかどうかは、「運」に頼るところが大きい。

夜には、福生へ。元気な後輩は会うのが楽しい。

10月13日(土)晴れ

「銭じゃない!夢なんだ!」
HONDA 藤沢武夫氏

「天才の技術が国境を越える。技術が人を結びつける。
それが、どこまで広がるが試してみてえんだ。」
とアメリカへ。

本田宗一郎との出会いは、38歳。

午前社内、午後、入間、久米川へ。

10月12日(金)晴れ

「ラインを止めるな!」

朝ミーティング終わって、幕張メッセへ。

『第2回新エネルギー展。』

シャープ、三菱、日立他、各社しのぎを削るが、
太陽光発電で日本はドイツに抜かている。
国の本気さ加減がまったく違うと感じる。

一方、神奈川TEC、東海大、東京電気大など、
大手の協力を得て、すばらしいEVカーを製作していた。
学生にいろいろ教わってきた。これは、奥が深い。
モーターまで手作りだから、びっくりだ。

太陽光、太陽熱、風力、水力、地熱、水素、海洋、バイオマス。。
新エネルギーとしては、太陽光に力ありか。。

そう言えば、世界中で太陽光発電をし始めたら、
エネルギー取られ過ぎて、太陽が暗くなるのではと心配してる人がいたなあ。

講演会では、PVのリサイクル、リユースについてで、満杯だった。

「蛍の光」聞くまで粘ってみたが、各ブースの撤去が始まったので帰ってきた。

工場には、お客様が2社来社された。
工場内と作業者の動きには、ご満足いただいたようだ。

見せる工場化は、一番の営業につながる。
とにかく、1社でも多く見てもらいたいし、
さらに見せる工場へバージョンアップを図りたい。

10月11日(木)晴れ

谷本と、横浜ベイシティサービスへ。

営業小柳さん、生田常務と懇談。
TVの反響が大きく、社内はてんてこ舞い。
お忙しいのに、貴重な時間を割いていただき、
いろんな可能性を語り合った。

午後は、横浜にて山下会長と食事。

研修制度の件、EVのこと情報交換。
特化しない方がいいのではないか。とのアドバイス。

新宿を経由して、夜は、川越の黒豚劇場へ。

松本さんと再会。元気で何より。
井戸を掘った人だ、大事にしないと。

10月10日(水)

EVクラブから資料到着、すぐに目を通す。

午後、Mr,Abe来社。工場、倉庫見ながら夢膨らます。

管理職と名刺交換。

扇野曰く、「社長が、本気なのかどうか分からない。
本当にやる気なら、もうバラしてるでしょ。」と痛い一発。

たしかに。スピードが大事といいながら時間かけ過ぎか。
それとも、わざと時間をかけてるのか。そういうところもある。

1日早く決断をして、失敗したことが何度もある。

しっかり情報集めて、構想練って、事業計画つくったら、
後は、思い切ってやる。

10月9日(月)雨

協力会社からクレーム。

「止まるタイミングを教えてほしい。」
「支給部品の不良対策の仕方について。」

心から、お詫び申し上げた。

●止まる問題。
ぎりぎりのコストで戦ってる工場にとって、
一番怖いのがラインが止まること。

「だって、仕方ないじゃん。うちが悪いんじゃないんだもん。」
という担当がほとんどだが、MIYOSHIはそれでは困る。
協力会社にも、内職にも迷惑はかけたくない。
最後に、コストでお客さんに迷惑をかけることになるからだ。

だから、徹底的に上と交渉する。

●支給部品の不良。
この対策を協力会社に押し付けるのは、筋違いだ。
基本的には、部品供給元が必死に対策をするべきだ。

その上でMIYOSHIができることを全力で協力する。
そのときに大事なことは、生産の現場が適正な判断で、
イニシアチブを握ることだ。そこが我々の付加価値なんだ。

「どうしましょうか?」なんて、あちこちにお伺いたててるようじゃダメ。

「こういう状況ですから、部品会社にこう指示をだしてください。
そして、対策品がいつから入れられるかを連絡ください。
少なくとも、○○ごろまでにはお願いします。
その間、うちでは選別に取り掛かってラインを止めないようにします。」

この緊急対策は、社内でやるべきだ。
一番は検査基準の問題。二番はコストの問題。何の罪もない人に押し付けちゃいけない。

ここまでやった上で、どうしても協力会社に協力してもらわないといけない場合は、
よほど心して、丁重にお願いをする。基本姿勢はこうだと思う。

10月8日(火)雨

10月5日朝5時に、
新規事業のコンセプトを一気に書き上げた。

この1週間で話した人は、20人を超えたか。

とにかく、前へ早く進みたい。
周囲の動きがじれったい。どうしたものか。

本田宗一郎は、42歳にして貧乏どん底。
昭和25年3月東京進出。豪快。

10月7日(日)晴れ

人間は何のために生きるのか?

幸せになるため。

幸せとは?

今いる子供たちと、
これから生まれてくる子供たちのために、
平和な世界を築く行動の中にある。

僕は、心からそう思う。

会社の経営も、ここに合致させたい。

命の使い道。それを使命という。

短い一生。歴史を残せ。

10月6日(土)晴れ

10月からの土曜日生産スタート。

朝8時に電話。
新しい仕事を追加してほしいとのこと。

すぐに川畑が飛ぶ。

数日かけて検討した土曜の生産計画も、
塗り換わる。ありがたい悲鳴だが。。

夕方、川畑から電話が入る。
思った効率が出なかったという。

経験だ。

単なる段取の問題ではない。

「綱引き」は、人数を掛けるほど一人あたりの力は弱くなるのだという。
多くの人数をかけて、特別な仕事をしようとすれば効率は悪くなる。

当初は管理職だけの計画だったから、意味合いが変化したということだ。

来週の課題になるが、多くの出勤があったことは、別の意味で次につながる。

皆の気持ちが嬉しい。

10月5日(金)晴れ

昨日のラインで、生産数が上がった。
川下工程の手待ちをなくしたからだという。

よくなったのに、
手を打つのに一日遅い!と小林が叱られる。

工程配分は、少なくとも川上が早い必要がある。

そこがうまくいかなくても、仕掛かりを作り置くとか、
途中工程に応援が入るとか、工程再配分とか。。
やりようはいくらでもある。やってないので叱られる。

朝礼では、EV今週一杯の報告をさせていただく。
みんなのお陰で動ける。

午後の約束で、谷本と品川へ。

数百人率いる若い社長からお話を伺う。
「人間には、ひとつ決まっていることがあります。
それは、死ぬことです。死ぬときにその人に残った歴史とは?
従業員が倍になっても、給与は倍にはなりません。
歴史を残したい。皆が主役なのです。会社は舞台です。
皆のお陰で、こうなったという明確な歴史を残したい。」

そのとおりだと思う。人材が大事だ。会社は手段だ。
自己実現の舞台として会社を利用してもらう。
そのフィーリングが合致する。

10月4日(木)晴れ

(18KB)

児玉の組立て屋さんが、来社される。

見てもらってどう感じていただけたか。

勢いのある工場長だった。絶対に伸びるに違いない。
うちが抱えている課題は、他社も同じだ。

要は、挑戦したのかしないのか。
挑戦する人材なのか、組織なのか。
挑戦し続けている必要がある。

1社電話が入った。すぐに飛んでいく。
谷本発送のDMと訪問で、組立の依頼。
現場を確認して、早ければ明日からでもとの話。

距離のメリットがある。何とか力になりたい。

夜、阿部さんのところへ。

エンジンルームを見せてほしいと要望。
分かりもしないが。。

2時間の対話で、EVの方向性を見い出す。

10月3日(水)晴れ

午後青山へ。表参道なんか何年ぶりか。

打ち合わせ。どうにも、頭の回転が鈍い。

帰りに世田谷へ。

決意して3日目、ついに入会申込み書を手にした。

帰り道、石川實から電話が入る。携帯で1時間しゃべった。

平和のこと。環境のこと。中国のこと。
組織のこと。会社のこと。人間のこと。

頭の回転が鈍い。もともと鈍いとは言え、
4時半に起きて、川越6時の時がピークか。

自分がどれだけ頭が悪いかを思い知る毎日だ。
自分もコントロールできない。まったく困ったものだ。

「人格は、厳しい状況のもとでこそ測られる。」ネルソン・マンデラ

10月2日(火)晴れ

「抵抗せよ そこに勝利が光る。」
大学バスケット時代に恩師からいただいた指針。
その意味が、今頃になって少し分かったような気がする。

建築業界の法改正が、実際には改悪で、
規模の小さな建築事務所に大打撃を与えているという。

消費者を守るためという大儀名分で、書類・表示の山をつくらせて、
一部の人間が自己満足しているという状況は、他の業界もいっしょだ。

国内の競争力を低下させている間に、管理の甘い粗悪品がどんどん入ってくる。
もう我慢ならない。何に対してか分からないが、怒りがこみ上げてくる。

国内は過剰品質で、海外からは素人でもやらないような低品質品が入ってくる。

「みんな分かっているのに、どうしてとめられないんだろう。」
とは、先日銃弾に倒れた長井さんの言葉だった。

このままでは、危ない。

10月1日(月)雨のち曇り

「下請製造業勝ちパターンづくり」
第7期の年間テーマ。

サブテーマは、
「『器用』なのに貧乏じゃない。」

以下、
第7期のスタートにあたり、朝礼30分講演の内容。

<社会背景>
●中国、ベトナムと安い工賃をあてにする製造構造に、
ストップがかからない。
●日本に帰ってきたと言われる仕事は、ロボットによる内製化。
安い、早い、うまいが日本で実現した。ロボット業界好調。
●採用には慎重。派遣に頼るが、派遣会社もスタッフ不足に泣く。
地方工場増える。東北、中国。福島、山梨、栃木、群馬。
●電気大手の再編。ソニー、東芝、シャープ、パイオニアetc。
すべてを1社でまかなう時間とお金の余裕がない。業界が小さくなる。
●たたむ中小企業が、後を絶たない。なぜ?
営業力、技術力、発想、後継者の問題。
独自性のパワー、開発力、マーケティング力がない。

ここまでは、営業谷本と自分の600社訪問からの実感。

<MIYOSHIの第6期の挑戦>
●仕事の幅を拡大。

●多能性、スキルアップ。

●多品種、小ロットへのQCD対応。

●新規拡大。

●多品種、小ロットでの利益確保。

●高効率生産への挑戦。不採算部門のテコ入れ。

「器用貧乏ですね。」
と言われた第6期挑戦を足場に、勝ちパターンをつくる。

朝礼の雰囲気は、悪くない。
やってやるぞとの意気込みあり。

ここまでは、下請製造としての取り組み。

ここからは、下請脱却の取り組み。

そのために大事なこと、それは、
「目の前の一人を喜ばすこと。」
大手はマスを狙う。我々は一人を狙う。

情報交換に、入間、所沢、川越と訪問。
石川實からも、エールの電話あり。

諸問題あるからこそ、自分の出番と捉えるべきか。。