HIDEYOSHI DIARY

MIYOSHI代表、佐藤英吉の周りで巻き起こる日々の出来事から、
ちょっとした気付きや、深い学び、そして、驚きWOW!
そんな奮闘ぶりを20年間、ヒデヨシ日記に書き残しています。
「今日の学び」を常に己に言い聞かせ、人間革命していくために。

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2007年3月の日記

3月30日(金)晴れ

「では、全品確認して来週納品します。」

川畑課長の電話の内容聞いて激怒する。

本日納品予定していたものを、
こちらの都合で再検査するのに、
納品を来週にするとは何ごとだ!

管理職集合させる。

他の仕事全部止めろ!
来週納品分全部止めても出来ないのか!

まして、目標達成していない月末の今日。
管理職に意識がまったくない。
うちは役所じゃねえーんだ!
数字は自分でつくるもんだろうが!

できねーなら最初からできねーと言え!
一旦目標決めてOKしたら、やるもんだろうが!

勝ちに不思議の勝ちあれど、
負けに不思議の負けなし。

負けぐせついたら組織は終わりだ。
決めたらやる。一度負けてもただじゃ起きない。

砂握って立ち上がって、今に見てろ!

現場の目が光ってるうちは、チャンスは必ず来る。

3月29日(木)晴れ

小学校3年生の時、親父は社長なのに貧乏だった。
休みの日、牛乳パックでつくったロボット。
モーターを駆動するのに電池が必要になったが、
「電池買ってほしい。」が言えなかった。

どうしたか。どうしてもほしくて小平の小田急百貨店で盗んだ。
つかまった。母親が呼び出された。家に連れ戻されると、
親父に会社に来るように言われる。

休日一人出社していた親父は、
俺をラインに座らせる。
夕方まで、親父の背中見ながら黙って仕事した。
結局、最後まで叱らず、何も語らなかった。

そんなことを思い出した。

小学校6年の卒業生3人、中学2年生1人。
今日は、メモ帳づくり。

裏紙を裁断して、のりで冊子にして一晩置く。
紙の再利用、裁断機の使用法、怪我しないための注意、
流れ作業か1個流しかの判断、清掃など仕事の終わり方。
これだけでも、楽しくやりながらもいくらでも学べる。

何よりも、会社で働く父、母の背中を見ておくことが、
今後のために大事だと思う。

3月28日(水)晴れ

小澤社長来社。

今後の製造委託の可能性を語る。
若いが、普段から考え行動されている方は凄い。

午後、川畑と外注の現場へ。
外注管理の難しさを痛感する。

製品品質、納期管理、コスト管理。
従業員のモチベーション、資材管理。

自分の工場を管理するよりも難しい。

得意先にて打ち合わせは夜になる。
得意先の誠実さに打たれる。

誠実で応えたい。

自分の経験の無さを痛感する。

3月27日(火)

●書類は、共有化せよ。

午後、小林が出かける。
いない間に見積りの対応をしようとしたが、
渡した書類が、個人ドキュメントになっていた。

現場には、掲示物のみ。
事務仕事は、事務室を使用すべし。
書類は、誰もが使用できるように見える管理すべし。
個人所有物は、ロッカーへ。

●作業机も、事務机も共有物。

自分の机をつくらない。
全てをレイアウト変更できるようにしておく。
事務所も同じ。全て共有、自由に使用してよし。

3月26日(月)20℃超え

「全員9時10分に出発!
工場見学に行くぞ!」

管理職を留守番にして、
17人全員で、飯能へ工場見学。

朝、出勤してきて急に言われても、
混乱しないのは、
目指してきた「変化に強い」訓練の賜物か。

5Sをテーマの中心に置いて、
ガッチリ見学と説明をしていただく。感謝。

板金加工から、組立て梱包までの一貫工程の見学は、
帰ってからの仕事に、必ず役立つ。

感想が表現できなくても、
目に焼き付けておくことが大事。

それと、このことに半日費やすことによって、
その後のスケジュールがタイトになる。

これも狙い。

現場は、仕事量が多くても少なくても忙しいと言う。

少ない時は少ないなりに、
現場を忙しくしてしまうのが生産現場の悪い傾向だ。

仕事は、だらだらやらないことだ。
やるべき時間内にやり切って、一服しているほうがまだいい。

そうしないと、この悪い傾向から抜け出せなくなる。

夕方、1社訪問。

社長は、ちょうど同じ悩みを抱えていた。

3月23日(金)晴れ

何も載っていない作業台2台。

やっとできるようになった。
川合、仲與根の2人で、
段取り、作業、梱包、片付け。

目標の昨日終了に間に合った。

仕事が終わったら、作業台の上は、
何も載っていないはず。
やっとできるようになった。

最後の1台の大変さ。

入間へ、花園へ、
2500台ロットの最後の1台を組む為に、
何人の人間が動いたか。
ロットの最後をしっかり終わらせること。

午前、協力会社へ。
支給部材の管理の問題。

管理すれば費用がかかる。
しなければもっと費用がかかる。

夕方の悔しい思い、川畑に分かるか。

俺の顔色見て仕事するようになったら終わりだぞ。

3月22日(木)晴れ

いったい、いくつの仕事やってるんですか?

2Fでやっている仕事は7社分。
当たり前のようにこなせるようになったのは力。

●「仕事をくれた理由」
「仕事を辞めた理由」
の2つを見つめていくと、
課題や武器が見えてくる。
と松島さん。

●現場は、2通りしかない。
『儲かる現場』か、
『儲からないが次につながる現場』か。

どちらにも属さないのを、「暇つぶし」という。
管理職が、どう戦略するかだ。

そして本来、利益の出ない仕事を取ってきてはいけない。
それは、社長の責任。

●ロットの終わり方をしくじるから、
手から離れない。管理をせよ。

●本当に挑戦すべきは、自分自身。
現場を任せて、次の手を打て。

3月20日(火)晴れ

「何が探せなかったのか。」

段取りをしたことがない川合さんが、
昨日一日かかった段取り。
何が探せなかったのか。
何が悪いのか。

治工具が比較的早く準備できたのに比べて、
部材がものすごく時間がかかった。

「箸、茶碗はすぐに用意できても、
キャベツ、もやしはすぐに用意できなかった。」

それは、お母さん(前任者)しか知らないからだ。

それをなくす管理が必要。5Sとは、こういうことだ。

部材置き場のルールがないこと。
よって認識もなし、表示もなし。
前任担当者が一人抱えをしたこと。
もとに戻す習慣がついていないこと。
よけいな部材が残っていること。
川合さんが悪いのではない。
川合さんでさえも、段取りができない工場だということだ。

以上、朝礼にて確認する。

ニッシンさんに、川畑、小林と共に出かける。

突然の訪問にもかかわらず、丁重に対応していただく。

30秒で工具を用意できる運動を実施中。

そうだ、30秒で用意できないものは、
きっと3分たっても用意できない。
30秒とは、考えないということ。
目を瞑れば、置き場が分かる仕組みということだ。

板金加工から、組立、梱包、出荷まで。
一貫した生産をしている無駄のない工場。

さらなるカイゼンに取り組んでいる。
非常に勉強になる。

材料も買わない、プレスも塗装も、チップ実装もやらない。
組立て一本のMIYOSHIは、あふれたときには便利だ。
が、果たしてどこに競争力を求めるか。。

3月19日(月)晴れ

「お母さん、お箸はどこ?茶碗は?」

「いつものところにあるでしょ!」

「ないよ。」

「あるでしょ。よく見なさい!」

「ないってば。」

「もお。ちゃんと・・・ あれ?ないわね。」

子供でも、箸と茶碗くらいは準備できる。
ある場所が分かるからだ。が、
あるべきところに帰ってなければ探すことになる。

ご飯くらいまでは準備できても、おかずは厳しい。
その日のおかずは、お母さんにしか分からないからだ。

今回は、川合さんにあえて、段取りから仕事をしてもらう。
3ヶ月以上も間が空き、前任担当者もいない。

さあ、段取りから10台の製作までにどれくらいかかるか。

自分は、あえて出かけてしまう。

3月16日(金)雪のち晴れ

「生きてゆくには確固たる根が必要である。」ホセマルティ。

「確かなる哲学の根を張った人生は強い。
絶対に行き詰らない。」山本伸一。

「人間のほんとの成長とは、たれも気のつかないうちに、
土中で育っている。」吉川英治。

「輝かしさと広大さを求めて世界が企てる主な事業は、
人間を育成することです。」エマソン。

「逆境にあって智慧が生まれる。」オウィディウス。

「長州は、吉田松陰というよき師を得たゆえに、
人材が躍り出て活躍した。青年は、
良き指導者を得れば、どのようにでも変わる。」戸田城聖。

人材育成の要諦と教授くださる、ありがたき師匠。

卒業式。先生いらっしゃる。この上ない喜び。
長男も人生の原点になるか。

夕方、新宿にて新しき出会い。

「師弟と同志。」
発展の柱はどこも変わらずと感じる。
軸をぶらすな。

本当に話したかったのは、金の使い道。
ここにこそ、「何のため」が光る。

3月15日(木)晴れ

5時出発川崎へ。

川畑、織田と共に、クレーム対応。

例え、1万個でも重欠点NGは出しちゃならない。

行き帰りに、何度も何度も繰り返す。

「システムをつくること。」
自社もお客様も安心できるシステムをつくること。

片目瞑っても、半分寝てても、
間違いようのないシステムをつくること。
そのシステムを編み出す能力を人間に頼る。

この経験で、量産の怖さを知れ。
「人を信じて、手を疑え!」

3月14日(水)晴れ

フロンティア向きの人は、フロンティアを。

「組織には、先頭で開拓をする人と、
バックアップするタイプの人、
その後ろからついて来る人がいる。

フロンティア向きの人には、
フロンティアで行かせてあげるのがいい。

本当に経営マインドのある人は、
分社化して任せるのがいい。」
クライマーの例を通して御指導いただく。

すっきりいたしました。
経営者のつもりでやれ!と言いながら、
そのつもりでやり出すと、
ぶつかったり、経営者が遠慮し出したりする。
本当に任せられる人には、会社ごと任せりゃいい。

アポ無しなのに、長時間御指導いただき、
大変すみませんでした。

さらにお2人その場で御紹介をいただきました。

感謝、感謝です。

3月13日(火)晴れ

一日半田作業。

やればやるほど上達するものと思っていたが、
一日の中でムラが出るのがなぜか。

現場に入ってみて分かること。
まだ、いくつも壁を乗り越えないと。

川口萩原氏から、御礼の電話あり。
来客中であまり話できなかったが、
元気そうで何より。もう少しだ、頑張れ!

夜は、出張組と食事の約束。
「勉強になります!」と、
元気に言ってくれる羽鳥君。
挑戦して、またひとつ壁を乗り越えた。
本当に嬉しい。どうか、無事故で最後まで。

腹一杯。。

3月12日(月)x

新規の案件決まる。

決着に一番遠いと思われたところ。
不思議。

「MIYOSHIのような会社が必要なんですよ。」
と、おっしゃった張本人。ありがたし。

3月9日(金)晴れ

頑張れ!

給料終わって、午後新宿へ向かう車中に、
クレームの電話入り、急遽秋葉のラジデパへ。

目当ての部品見つからず。ラジデパからお詫びの電話する。

先日は、品質のクレーム、今回は管理のクレーム。
2度と起こさないためのクレームと捉えよ。頑張れ!

安いコストで、しっかり管理できるところが勝つ。
時間かけることじゃない。ポイントを抑えること。

東京駅から、新幹線とき?に飛び乗って熊谷へ。

3月8日(木)晴れ

一日半田作業に入る。

現場に入ると皆の成長がよく分かる。
次の心配は、「過剰品質スパイラル」か。

自分もそこそこの時間をクリアしたので、
横展開しようと作業者集めて見せようとした。

ら、左手が震えてコテ先に行かない。
自分でもびっくりした。始めての経験。

会合に間に合わない。イライラする。

夜、先輩からアドバイスあり。

「仕事は陰だよ。
人間にとって大事なことをきちっとやっていけば、
仕事はついてくる。大丈夫だよ。」

いっときのストレスは乗り越えたつもり。
今はむしろ、この忙しさが楽しいと思えるのだが。。
たいして忙しくもないか。。

絶対に無事故で。どうか全員健康で。

3月7日(水)晴れ

クレームで3人飛ぶ。

電話受けて到着まで2時間は経ったか。
遅い。今日、朝の会での話題にもなった。

車中食事済まして、午後対応にあたる。
全品手直し。

協力会社の仕事の姿勢を判断し、
2度と出さないと決めた。
何よりも、MIYOSHIの管理力のなさを反省する。
どこがやろうと一度出せば、MIYHOSHIブランド。
全責任を負うのは当然。

川畑には、言い聞かせる。
「こういうことがあると、
『ああ、無理に受けなきゃよかった。』
と思うだろうが、違うぞ。
反省すべきは、うちの管理能力のなさと、
パワー不足だ。」

行った先の若い工場長は、夕方ポツリと言う。
「断るとパワーのあるところに行っちゃうんですよね。」
攻めの姿勢でいることに関心する。

遅くなり、パートお子さんのお迎えにいっしょに行く。
恐縮。感謝。

朝礼内容「半田は一発で決めろ!」

3月6日(火)晴れ

木ーボードをテレビで紹介販売したい。

午前中、打ち合わせ。
喜市さん連絡待ってます。

ハーネスの全品検査で、
協力会社の方に、一日来ていただく。

「持つ」「差す」「(ゆする)」「引っ張る」
教わることむしろ多し。

厳しい話も耳にする。
が、頑張ってほしい。

立場の弱い下請け・内職は、
断じて守らないと。

ある時、ない時いろいろあるが、
仕事出す側の都合で、
好き勝手なことしてはいけない。

真心には、真心で応えたい。

3月5日(月)強風

協力会社からクレーム。
夕方、得意先からクレーム。

●まず事態を正確に把握して、
現場(川上まで)へ、いち早くフィードバック。
「次の不良をつくらないこと。」

●同時に、川下の出口を押える。

●次に識別。対策済とそうでないもの。
一目で分かるように識別をする。

●不適合品への一時対策。

●さらに原因究明して、恒久対策。

●ドキュメントをしっかり。

●横展開。

夜、打ち合わせ。
管理職の担当配分を変更。

作業者の集団から、明らかに変化したMIYOSHI。
管理のあり方を考える。学ぶ。

3月3日(土)晴れ

面白い人との出会い。阿部さん。
すごい人との出会い。堀切さん。

納期と品質の問題で、悪戦苦闘。

3月2日(金)晴れ

「楽しい?」

以下、朝礼の話。

「苦しいだけじゃダメ、楽しくないと。
たしかに、マスターするまでは大変だし、苦しい。
それを乗り越えることが楽しいこと。

コツは人と比べないこと。
昨日の自分と比べること。

昨日より、ひとつ多くできた。
昨日より、ひとつ不良が減った。
『ものづくり』そのものでもいい。

9時から5時までの仕事そのものに、
楽しさを感じないと長続きしないよ。
終わってからのビールばかり楽しみにしてたら。。」

朝、電話入り志木へ飛ぶ。出会いあり。

帰ると急な仕事が入って川畑がバタバタ。

よく受けてきた。これまでの川畑なら自分に聞いてきた。

要領よくはないが、一生懸命に対応している。

現場の人間も、協力を惜しまない。

でも、我慢できないので口を出す。

●短納期が間に合うかどうかの時に、
先々の納期のものをやっている人間がいる!
●外注と折半していた仕事を全部振れ!
●人にやらせて、現場を見ろ!
●標準時間を知らせていない!
●納期の確認の仕方が甘い!
●外注単価の出し方!

仕事量は決して多くない。
大事なのはプライオリティ(優先順位)。

が、コスト管理をし始めると、これが分からなくなる。

不良はダメだよ。すぐに頼むね。安くないと出せないよ。
この品質・納期・コストの3本柱。

コストは、普段から身に付いてないと、
非常時には、そろばん叩いてる時間ない。経験かな。

3月1日(木)晴れ

朝6時からのミーティング今日で1週間。
体も慣れて来た。

朝刊は、モンゴル大統領の話題。
HISの澤田会長の話を思い出し、
新宿の本社に出掛けた。

新宿で斉藤社長を訪問。
元気な顔さえ見れればそれで良かったが、
お昼のお弁当まで用意していただき恐縮。