HIDEYOSHI DIARY

MIYOSHI代表、佐藤英吉の周りで巻き起こる日々の出来事から、
ちょっとした気付きや、深い学び、そして、驚きWOW!
そんな奮闘ぶりを20年間、ヒデヨシ日記に書き残しています。
「今日の学び」を常に己に言い聞かせ、人間革命していくために。

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2007年1月の日記

1月31日(水)晴れ

「スキル格差」
この2月からの出向の人選で議論になった。

作業を標準スピードに乗せるまでの時間に開きがある。
できる人は引っ張りだこで、そうでない人はたらい回しになる。
できる人はさらにできる人になり、
そうでない人は何も出来ない人になってしまう。

もとより、人それぞれ良さがある。
それを引き出すのが管理職の仕事だが、
少なくもと、本人に食らいつく意識がなければ、
成長は期待できない。

「ただやっていれば経験になる。」
そんな意識では、今のMIYOSHIの成長には追いつけず、
「スキル格差」が、どんどんついていく。

「対応力」をつけないと、生き残れない。

メモは持ってるか?
リーダーからの説明には、食らいついて、
半日かかるものを1時間で覚えろ!

それを3日もかかっているようでは、
これからのMIYOSHIでは生き残れないよ!

以上、朝礼の話。サバイバルだ!

フィリピン独立の英雄ホセリサール、
「人間は目的があるから働くのだ。」

1月30日(火)晴れ

2月の準備で数社訪問。

昼は、はんしんへ立ち寄り、
所沢にて吉川氏ピックアップして、
青梅に仕事の相談に行く。

行き返りの車中にて対話。

この若さとパワーがどちらへ向くか。
彼の成長を祈る。

帰宅後、いつか渡そうと、
彼に読んでもらいたい記事を切り抜く。

自分は、今日で40歳。
人の心配してる場合じゃない。

1月29日(月)晴れ

「水を飲みて笑う人あり
錦を着て憂う人あり。」

石川實、朝からいいこと言うじゃないの。

午前中、東村山にて有力者とお会いする。
人格者で大先輩。力ある人は腰が低い。
業界はまったく違うが、今後とも学びたい。

大きく目標持って、ひたすらに走りたい。

夕方、埼玉りそな来社。

1月26日(金)晴れ

銀座の本社を訪れる。

大手企業の本社が軒並み。
いい刺激になる。たまには来ないと。

その後、日本橋にて4社と名刺交換。

あまりの規模の違いに圧倒されるが、
根本はいっしょ。志こころざし。

出会いの機会を与えてくれた、
小野塚さんに感謝。

1月24日(水)晴れ

「あなたが、プロ野球の監督だったら。」

「私、抜群のコントロールなんです。」
って売り込まれたらなんて聞く?

「何キロなの?」ってスピードを聞く。

「120キロです。」って言われたら、
その人のピッチングすら見ないでしょ。

速いということは武器だし、
遅いのは致命的。

確かに速けりゃいいってもんじゃない。
が、速くなければマウンドにも上がれない。
見てもくれない。

僕らのコストは時間なんだ。
いつもストップウォッチ片手に、
それくらいでやったか、どこを目指すか。

以上、朝礼の話。

1月24日(水)晴れ

可愛そうに。怒られて。

朝から爆発。

今日の仕事の段取りが出来てない。
作業者は、昨日内職からの仕事が切れて終了。
今日は朝から、そのサブAssyがないといけなかった。

「リーダーは内職担当がやってると思ってました。」
内職担当は今日は休み。

結局、川畑が怒られることになった。

「忙しいのか!目標の半分しかいってないのに、
忙しいなんて言ってたら、ぶっ飛ばすぞ!

内職からは、次の仕事はありませんか?
まで、言われてんのに何で手をあけるんだ!

何で昨日のうちに段取りしておかないんだ!
昨日のうちに準備しておきゃ分かるだろうが!

どうすんだよ、ここの仕事。
ロスじゃねーか!

だからって、一旦内職に展開したもの、
中でなんかやらせねーぞ!」

「すぐに手配します。」

「その行き帰りの1時間は誰が払うんだよ!」

もっと、ちゃんと教育してあげれればいいが、
その場その場で思いついたこと言っていくやり方では、
可愛そうだ。

が、管理職にコスト意識がないと、
『現場は忙しかったけど会社は潰れました』となってしまう。

1月22日(月)晴れ

納期の一日前に納めるべし。

出来上がったものは、
約束より前でも納めるべき。

まして、お客さんが困ってるときは、
半日でも、1時間でも早く納品してあげる。
それが、我々の価値。存在意義。

以上、朝礼の話。

午後は、川口へ。
後輩萩原氏と共に、数社訪問。

電話をくれた萩原氏に感謝。

思えば4年前の4月。
その日の夜に川口の地で息を引き取った父。

後継を父に誓ったこの4年。胸を張れるだろうか。

1月19日(金)晴れ

「今日、行っちゃおうか?」
「行っちゃいますか!」

半田チーム5人で、青梅へ見学。

次の仕事の受入れを兼ねて、
半田チームで半田作業の大先輩へ、
見学に訪れた。

異動含めて半日かかったが、
マウンターの見学までは、なかなか出来ないし、
仕事の段取りがつかなきゃ出かけられない。

朝の提案にすぐに乗ってきた小林課長。
随分変わった。

こういうノリ好きなんだよな。

何より、丁寧に説明をしていただいた工場長に感謝。

この経験は、何にも変えがたい財産になる。

半田やりたい人は増える一方。

午後、日本アンテナの吉野課長が来社。
「2003年6月に始めてお会いして3年半、
やっとお越しいただきました。」

「こんな近くに、こんないい工場があったなんて。」

1月18日(木)晴れ

それぞれのリーダーがきびきびと動く。
お客さんが来社すると元気よく挨拶。
作業者はストップウォッチ片手に時間と戦う。

もくもくと作業しながらも、
あちらこちらで、品質と生産のやり取りが飛ぶ。

非常にいい光景。

できることなら、資金繰りのことなど考えずに、
この現場にどっぷり浸かりたい。

1月17日(水)小雨

家で作ってきた手作りのトレイ。

カイゼンのこと、家に帰ってからも、
気になって仕方がない及川さん。

カイゼンの為に、
牛乳パックでトレイを作って来た。

管理者が作ったんじゃない。
作業者自ら、家でつくってきた
世界にひとつしかないトレイ。
本当に嬉しかった。

この人がいる限り会社は発展する。

この人が気持ちよく提案できる環境を、
絶対に崩してはならない。

来客多し7組。ありがたい。

1月16日(火)晴れ

『無理』とは何だ!
そんな言葉使うんじゃない!

管理職にぶちきれた。

じゃあ3倍の見積り持って行ってみろ。
バカか。って言われるぞ。
無理を承知で挑戦したから仕事が来たんじゃねーのか。

作業者が言うなら分かる。
管理職が無理っていう言葉使うんじゃねー!

たかが俺たちに、
7万個やった後の1個当たりの時間が決められるか!

いくらでも、カイゼン、挑戦のしようがあるだろ!
無理とはなんだ!

朝の始業前からヒートアップ。

「12:45メモ帳持って、及川さんの作業場所に全員集合!」

「この仕事は、お客さんから注文書が来てます。
そこには、単価が¥38と明記されていて、
我々の時間単価でいくと、1個76秒で完成させなければいけません。
ところが、少々慣れたところで240秒かかります。

今から5個作ります。
それを見て、カイゼンを5個考えて全員発表してください。
何でもいいです。『そんなの無理だよ』とは言いません。」

ブレーンストーミング法
大学の授業で、唯一覚えているカイゼン提案手法のひとつ。
教えてくれた金子先生の授業は面白かった。
あとは、バスケットしかしてなかったから。

皆、穴が開くほどじっと見る。
及川さんは緊張しまくりながら作業。

終わって、意見が出始める。
部品の置き場所。
無駄な取り置き。
作業ロットの数。
袋から箱へ移す。
結束をまとめて切る。
ニッパはダメか?
絡まるバネの扱い。
箱に仕切りをつける。
ケース組みに時間かかる治具は?
輪ゴムはずして置く。
取り置きの数を多く。
複数台検査できる検査治具にできないか。
作業間のタイムロス。
重複動作多い1回の動作で。
欠品の可能性のないものピッキングの必要性あるか?

作業者の手足を早く動かせということではない。
「100m先に9秒台で行く方法は?」
「そりゃ無理ですよ。カールルイスじゃあるまいし。」
「自転車に乗れば?スケートなら?ロケットで飛んだら?」
「なあんだ。そんならできますよ。」

無理と言えばそこで終わる。
既成概念を取っ払うことだ。
素人から、とんでもない良い意見が出る。

及川さんお疲れ様でした。

1月15日(月)朝礼

●教えた人は、作業者に関心を持つこと。

自分がやったほうが早いと思うかも知れないが、
それは違う。
あの人も、この人もこの仕事をマスターしているということ、
それ自体がMIYOSHIの財産である。
その上で、不良は教えた人の責任。
もっともっと気にするべきである。
一日数回の抜き取りチェックで、
少なくとも、ロット不良は防げる。

●カイゼンについて
もっと良いやり方は
もっと早くできるやり方は
もっと品質を安定させる方法はないかと、
毎日現場で変化をさせてほしい。
それが、カイゼン。

作業が始まるとつい慣れてしまう。
これでよいと思ったらおしまいだ。

どんどん変化させる。
挑戦だ。
やっぱりこうしよう。
やっぱりこうしよう。と毎日、毎日。

●あいさつ
今の挨拶は、非常にいい。
なれるまで、意識してやってほしい。
相手の都合は考えなくていい。
こちらの都合でいいから元気にあいさつを。

お客さんは、「作業中に悪いな。」
と思って入ってくる。
挨拶されれば
「自分のことを気にしてくれてるんだ。」
と思って、安心する。
お茶もそう。担当者がいなくても、
作業者が、自然にお茶を入れてくれれば、
お客様は、大事にされていることに気がつく。

また来たいと思ってくれる人が、
一日に一人できたら、MIYOSHIは大変な会社になる。

1月14日(日)

やっても、やらなくてもいいんだ。

やった人は特をして、やらない人は損をする。
ただ、それだけなんだ。

なんども気がつくのに、何度も忘れる。

そうなんだ。
人生頑張っても、頑張らなくてもいいんだ。

疲れたら寝たらいい。
止めたければ止めたらいい。

そして、やっぱり頑張りたいと思ったら、
頑張ったらいいんだ。

1月12日(金)晴れ

「あんたの仕事やってると経費倒れだ!」
「あんたも、経営者なら分かるでしょ!」
朝から、大会社の社長からのクレームだ。
1月一杯で引き上げてくれと言う。

だから経営者の考えをきかせてほしいと、
言ってきたんだ。

「あんたの会社の武器は何ですか?」
「20人のスタッフです。」
「そりゃダメだね。これからの会社は誰にもできない技術持ってないと。
でも、うちの従業員はダメだよ。言われたことしかやらない。」
「僕は、そうは思いませんよ。。。」

「経営者が人材を殺してるんじゃないですか?」
と、言いたいところをグッとこらえた。

多くの会社を見てきたが、ものすごい設備や技術を披瀝されるよりも、
溌剌としたスタッフから元気に挨拶される方がよっぽど脅威を感じる。
「ここの会社にはかなわない。」と思う。

来客が絶えない。
長崎さん、宮崎さんが作業を止めてお茶を入れてくれる。
先日の念頭の挨拶で、ひとつだけお願いをした。
「来客があった時は、
たとえ作業を止めてでも挨拶をしてほしい。」と。
それを受けてか。

全員営業担当だ。
来社されるお客さんは、「作業中に申し訳ない」と思って入ってくる。
挨拶をされれば、自分は無視されていないと安心するし、気持ちがいい。
我々スタッフの意識も変わる。
目の前の人を喜ばせるために仕事しているんだから。。

来客が絶えないことも、ありがたいことだ。
誰も来ない会社は、さびしい。
また会いたい、また来たいと言われる自分に、会社に。

夜の来客は、企画会社の若い経営者。
商売抜きでつい応援したくなる。

1月11日(木)晴れ

生返事はしてはいけない。

「倉庫どれくらいある?」
「100坪でほとんどあいてるかなあ。」
「ちょっと置かしてくれる?」
「いいよお。」

来る、来る140パレット。倉庫埋まった。

生返事はしてはいけない。

6社訪問。

1月10日(水)晴れ

朝の会終わって、川越法務局へ。

2回相談窓口へ行ってやっと提出。
司法書士に頼んだ方が安くついた。

16日に変更完了予定とのこと。

挑戦。一歩前進。

預かりの荷物で、倉庫はみるみる埋まっていく。

午後来客で商談。

直近の案件は13件になった。

ここから実際に動き出すのがいくつあるか。

1月9日(火)晴れ

朝はお茶入れて挨拶。

今回は、会社の置かれた状況をそのまま話そうと思った。
 
ここ3ヶ月が、目標とどれだけ開きがあるか。
この厳しい状況を、自分はどう捉えているか。

一人抱えて、皆を安心させたところで、
一丸となれるか。皆で現状を掌握した上で、
一丸となれないか。そう考えた。

「困難が大きいほど、挑戦の心を燃え上がらせて進む。
それでこそ、偉大な人間性が築かれていく。」

「真剣な戦いは、何よりも自分自身を鍛えあげる。」

私の師匠はいつもこう語る。

だから、戦う。MIYOSHIという会社の底力をつけるために。
自身の成長のために。

こんな話、年に何回もする話じゃない。
今日だけ聞いておいてほしい。

皆にはお願いがある。
ひとつは、挨拶。お互い元気に挨拶を交わすが、
来社された方全員に、その挨拶を遠慮なく。
皆に関係のない来客はいない。

そして、スピード。
電話は、3回以内で取る。お客様との約束や、
依頼ごとは、迅速に対応する。
遅い対応は、不誠実と映る。
スピードは、何にも勝るサービスだからだ。

挑戦の一年が始まる。

1月8日(日)転機

大事なことは、ここにある人生であり、
ここにいる人である。ホイットマン

皆と共に、皆のために。ホセマルティ

1月5日(金)仕事始め

半田チーム7人、出向5人出勤。
皆元気。

「マイクロ・ソルダリング技術・教育用ビデオ」を、
全員で鑑賞。

川畑氏と共に、数社訪問。

帯電防止作業服を探して購入。

松永氏にファンを頂戴し、
さっそく電ドラの電源から直流11Vを供給して、
半田の煙逃げ用のファンを5台作製。

初荷も無事出荷。
新年早々にしては、まあまあか。