MIYOSHI

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HIDEYOSHI DIARY

埼玉の電子機器組立及び製造工場、オリジナル防犯監視カメラや電気自動車製作のMIYOSHI社長、佐藤英吉の日記を掲載させて頂きます!

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2006年9月の日記

9月28日(木)晴れ暑い

税理士との打ち合わせ。

今頃、8月のまとめでは遅いのだが、
自分の予測はそんなに逸れてないから、
まあいいか。

9月決算の予測も出た。
立上げから5期連続の黒字決算。

感謝。

何よりも、人が育っていることが力。

第6期は、
「変化に強い会社」に挑戦か?

そのためにはより高い意識、技術、リーダーが、
必要になるか。

中期計画では、
第6期年間売上総利益目標6000万。

9月27日(水)雨のち晴れ

朝礼での話がまったくつまらない。

自分で話してて、何が言いたいのか。

ちょっと、しゃべるの止めとくか。

「今は、大事な時だから。」
要するに査定をしているのだが。

項目を及川さんに英訳してもらって、
個人の評価表もつくってみる。

10月に入ったら、一人一人懇談しながら、
手渡しをしようと思う。

現場がこれだけ忙しいと、
10月は少し空いてもいいのではないか。

手空きの時にやっておきたいこと。

草むしり
駐車場や裏側まで、しっかりやっておきたい。
掃除
デッキブラシがけとか、普段できない掃除をやりたい。
治工具の手入れ
電動ドライバーなど、一旦集結して修理するもの廃棄するもの。

特に、道具をしっかり手入れしながら、
次の仕事の準備をしておくなんていうのは大事なこと。

仕事の切れ間がないことばかりが大事なことでもないかと。

ダメダメ。営業担当は仕事取らんと。

9月26日(火)雨

管理職同士が、朝からぶつかっている。

内容はともかく、仕事あってのこと。
むしろ微笑ましくも思う。

「俺がやります!」と川畑。

そう。その心意気が大事。
その心意気で、人に任せられるかどうか。

死にもの狂いで自分がやるまではできる。
人にやってもらうことができるかどうか。

ここが、管理職の力の分かれ道。

午後からライン。みんなよくやっている。

うちは、アパッチ野球軍。監督が大事。

ゲッツーや、サインプレーが得意の監督がいても、
何の役にもたたない。

ボールも握ったことのない選手に、
キャッチボールから教えて、すぐに試合に出てもらう。

選手もきつい。馴れないし、どきどきするし。
そこを、褒めて、なだめて、頑張ってもらって。。

どっちかと言うと、小学校の先生とかが向いてるかな。

大企業から、理論ぶら下げてきても通用しない。
どろどろ、ボロボロでやるんだ。

9月25日(月)晴れ

3ヶ月の急休み59日。

3ヶ月間の急休み回数をまとめた。
平均して一日に一人が休んでいることになる。

これに派遣の分を入れると、ざっくり2人か。。

今日夕方、10月6日以降の申し渡しをした。
仕事の量や、本人の評価に関わらず原則残ってもらう。

その上で、休みの極端に多い人にのみあきらめてもらった。

涙する人もいた。

9月22日(金)晴れ

管理職にぶちきれる。

人が足りなくて困る話を、
足立に納品に行っている自分に電話してきた。

自分が足立から違う部署の管理職に電話をして、
「すみません。人貸してください。」とお願いするのか。

そりゃおかしいだろ!
目の前にいるんだから自分で何とかしろ!
お願いする相手も同じ管理職じゃねーか!
他の部署が忙しいかどうか、
一番分かってるのが小林だろうが。
工場長がいないんだから、自分でやりゃーいいじゃなねーか!

それでも足りなきゃ派遣会社でも電話すりゃいいだろ!

安心して外なんか出れやしない。

自分のセクションしか見えない幹部と、
そうでない幹部。これからランクを変えないといけない。

水漏れを起こす。

車が足りない話を陰でしていることにもぶちきれる。
「陰でささやいて、何か変わるのか!
言いたいことあったら、俺に直接言え!
自分で変えろ!提案を出せ!」

管理職は、会社の代表だ。
自分で計画して、実行して、チェックする。

やり方で、俺に怒られることもあるかもしれないが、
そんなこと恐れて責任者は務まらない。
そういう時には、どうしてそうしたのか信念を語ればいい。

自分がその立場だったらできるか。それは分からない。

9月21日(木)晴れ

長の一番大事なこと。

それは、倒れないこと。

仮に社長が頑張りすぎて倒れたとしても、
誰一人として得をする人はいない。

死にでもしない限り、『いい人でした』なんて、
振り返ってる暇はない。死んだとしても決して美しくない。
残されたものが可愛そうだ。

人にやらせる、金をつかう、サボる、断る。

長はどんな手を使っても、自分が倒れないことを優先。

今、この時期、作業する代わりはいても、
社長の代わりはいない。こころして望め。

川畑が倒れて数日。

今後も、頑張りすぎて倒れる人間だとしたら、
誰かが川畑を管理しなきゃいけない。
自分の仕事か。任せるわけにいかないか。

リーダーは人の手を借りても、自分が倒れてはいけない。
子供を抱える子供がそうだ。倒れる訳にいかない。

現場はタフだ。
今日起きたラインの問題を社内でクリアし、
明日までに棚卸せよという得意先の無茶なオーダーに、
主婦である長崎、川合、中與根までが7時半まで残って対応した。

リーダー不在を、頑張って現場がカバーした。
これも、ひとつ乗り越えた結果。ひとつ成長。

3社訪問して帰社。心配で出掛けにくい。
忙しい現場を後にして出かけるのは、心苦しい。
現場に居たほうがはるかに心が休まる。

9月20日(水)晴れ

今回っている営業は10%。

一度でも仕事したことのあるところは、
前の仕事自体が、営業の90%を占める。

「また、ぜひお願いしますよ。」
といわれる言葉に力が入っているかどうか。

先輩に「製品が営業するんだ。」と、
教わったとおり。

その意味で、うちの管理職4名は、ピカ一だ。
管理職の対応でクレームをもらったことがない。

逆に、「いつも無理聞いていただいて、
本当にありがとうございます。」と、
お客さんの方からお礼を言われることが多い。

これでも、次の仕事がつながらなかったら、
社長の福運が切れたと言うしかない。

さあ、個人も同じだ。
皆、「また、お願いします。」
と管理職に言われるような仕事をしていこう。
特に今は、大事な時だから。

以上、朝礼の内容。

9月19日(火)晴れ

茅ヶ崎へ。

ボールのラインを見学させてもらう。
手作りのいろんな形をしたボール。
おもしろい。
その後、型にはまって同じ形になってしまうのが、
惜しいくらい。ボールだから違う形になる訳にいかないが。。

これでオートメーションよりも安いという。
いっそうのこと。チームごとに生産とか、
オリジナルボールを生産とか。。
なんか方法がないかと思う。

厚木へ。

昨日のことなど、あまりの大きなスケールの話に圧倒される。
まだまだ、苦労が足りない。

いい先輩、仲間を持って幸せだ。あと16日。

9月15日(金)曇り

「倒れんなよ。」

おととい声かけたばかりだった。
川畑が倒れた。
「倒れないように手を抜け。人に任せろ。」
というつもりだったのに、
「倒れないように気合入れろ!」
と聞こえてしまったか。。

反省しきり。
とにかく生涯引きずることがないよう回復を祈る。

自分の限界を知って仕事するには、
ある程度歳とらないとダメかな。。

他のスタッフもそうか。

無理をさせてはいけない。
心から反省する。

9月14日(木)雨

北区、足立区、江東区。3社訪問。

首都高の渋滞の中で、来週のアポを取る。

首都高から見える日本無線の看板に、
あの人を思い出す。メモする。

人脈が、いかに大事か。

帰りの車に受注の連絡が入る。
どんなに忙しくても断るわけにいかない。

過去最高の忙しさを現場の管理職で切り盛り。

よくやっている。

9月13日(水)雨

「社長がラインに入ってると、
『10月になったら僕たちどうなっちゃうんだろう。』
って思ってしまうんです。」

派遣の一人から言われて、ハッとした。

派遣を6人追加。
こうなったらどんなに費用かけても、
自分が外に出ることを考えないと。

3社訪問。1社は初訪問。

いい人と知り合った。

赤字会社を黒字転換させるために来たという部長。

何をもって黒字にしたか。
リストラでも、効率アップでもなかった。

挨拶と掃除。これで黒字になったと。。

工場を案内していただく間にも従業員に声をかける。
尊敬できる先輩に廻り会った。

9月12日(火)雨

もう少し視野を広げよ!

9人休み。どうにもならない休みの状況で、
またしても自分も含めてラインに入る。

ここに至っても一部の管理職は、
自分のところに人が足りないことを主張する。

「すみません。昨日約束したんですが、
急な休みが出てしまいまして、人が入れません。」
何で頭下げなきゃいけないんだ。

明日から、派遣を5名増やすことにする。

管理職は、違う部署のところまで心配して、
知恵を湧かせて、提案して、手を打つんだろうが。

自分のセクションしか見れない幹部が増えたときに、
会社は硬直して、活気がなくなり、無駄が多くなる。

もしそうなった時は、と考えて明暗が浮かぶ。

全管理職を会社組織にする。
そして、社内に派遣会社をつくる。
人が足りない場合は、その派遣会社に依頼するが、
当然コストがかかる。しかも仕事の速い人材ほど高い。

どうやったら少ないコストで、たくさんの仕事ができるか。
胃が痛くなるほど考えることになる。

MIYOSHIで取った仕事は、速くて安いところに出したくなる。
社内で見つからなければ、社外の外注を使うことになる。どうだ。

9月11日(月)晴れ

一人しかいない営業が、
ラインに入ってる場合か。。

10月から仕事なくなるっていうのに。

急休みもいい加減にしろ。
笑って過ごしてるけど腹は怒ってるぞ。

土日の仕事内容で、管理職2人に苦言。

土曜日9人で2000枚。
日曜日4.5人で2300枚。
この出来高の違いは何か。

9割管理する側の責任。

段取り、作業指導、作業途中の指導、
適材適所。出来ばえのチェック。
任せていいところといけないところ。
ロット不良対策の抜き取り検査。
ポカよけ。トレーサビリティ。

入り口から出口まで、
何度か経験すれば、自然にできる。

頑張れ。
ここはいっちょ踏ん張って、あえて自分でやる。
絶対に力つくから。

9月8日(金)

10.5を睨んで全員と懇談。

「おまえと懇談したところで、
どうしてくれるっていうんだ。」
そんな聞こえない言葉を背負いつつ。

「MIYOSHIでの仕事続けたいですか?」
全員MIYOSHIの仕事を続けたい意向。

こういうことを考えさせたり、
言わせたりすることもどうかと思うが、
皆、この1週間でいろんなことを考えた様子。

ありがたい。こういう節目があるから、
自分も従業員も引き締まる。
自分を人生を振り返る、切り替えるきっかけになる。

「会社好きだし、皆いい人だし続けたい。」

「やったことのない仕事もやってもらいますよ。」
「はい。なれるまで社長が我慢すれば大丈夫。」(笑)

「私に足りないものは何ですか?」と聞いてきた人もいた。

懇談中に感極まってしまいそうになる場面も。。

子供が増えたような気分。
皆のためにもガンバラにゃ。

スポットの仕事、外注先から半分返品.。
土日出勤とみんなに持ち帰ってもらって対応する。

9月7日(木)晴れ

ひっさびさのそば屋出前。

午前の電話で受注、午後払い出し。
月曜日から納品、水曜日完納。
6万4千枚のシール添付。

「了解!」
返事してから、すぐに対策。
外注で半分。内職で残り半分。
足りない分を社内も走る。

外注は、小林リーダー。
内職は、川畑リーダーに。

既存の内職は、全部引き上げて、
1Fの残業でカバーする。
午後の仕事スタートで、スタッフに残業のお願い。
急なお願いにもかかわらず、
結局10名位残ってくれた。

今回のスポットは、誰かがかぶるのでなく、
あえて社内全員に影響が行き渡るようにした。

総合力。MIYOSHIの武器は、この総合力だからだ。

それを忘れかけているかと思ったからだ。
私は1Fです。私は資材担当です。じゃない。
私はMIYOSHIです。だ。

結構いけてる。
皆、文句ひとつ言わずに対応してくれた。

正直、不安だった。が、見事に魂は残っていた。

9月6日(水)晴れ

6時朝の会、9時クレーム対策会議。
そして、午後帰社。

どこの会社も、悩みは人材。

経験。やる気。勢い。

成長する意志さえあれば能力はついてくる。
特に、上に立つ人間は自己の成長をかけて、
日々精進すべし。

日々の業務に追われて、こなすことで安心していたのでは、
絶対に衰退する。そこに根本がある。

一人でいい。必死の一人がいれば組織は変わる。
まずは、自分がその一人たれ。

工場長をどうするか。

いっそうのこと、社内社外問わず、
ポスター作って、希望者を募るか。

それとも、いらないか。

自分不在の時、会社全体のことを心配する人間の存在は、
つくるべきものか、出るのを待つべきか。

9月5日(火)晴れ

195台の再検査終了。
まる2日間。苛立ちも隠せない。

よかれと思ってやっているのに、
こちらの責任まで問われるようでは。。

ライン止めることにする。

手が遊ぶとか、そういうこと言ってる場合じゃない。
人のせいにしてる方が良かったのか。

どこかに、ライン引っ張って、
「ここから先は、うちは知りませんよ。」
なんて。そんな会社山ほどある。
つまんねえ。

プレハブの基礎が壊れてるのに、
壊した人が申し出ない。頭に来る。

自覚があるのに報告しない人は、
必ず大きな問題を起こす。許せない。

苛立ちとまらない。

9月4日(月)晴れ

梱包済み製品の再チェック。

一度梱包した製品を再度開梱して、
ハーネスのチェックを行った。

まったく後ろ向きの仕事だが、
世に出てからでは遅いし、
誰の責任とか言ってられない。

これが、量産の怖さ。

朝礼にて、つば飛ばしながら訴えた。

80人の会社も140人の会社も、
リーダー不在に悩んでいる。

うちのリーダーはありがたい。
工程に何重にもチェックを入れる。

今日始めての人に作業させていた扇野リーダーは、
同じ径で長さの違うビスをいっぺんに使わせなかった。
わざわざ工程を分けて、作業をさせていた。

9月1日(金)雨

10.5の件、朝礼にて発表。

9月の給与の際に、一人一人の意向を伺います。と。

どうとらえたか、それぞれ。

さっそく、数社にメールを送付。
来週うかがいますとのメールに、
さっそく数社から、返信や電話をいただく。
ありがたい。

午後からは、クレームの対応。
MIYOSHIに責任なくとも、
結果として良品でなくては意味がない。

種々提案をさせていただく。

困ったときは、お互い様。

「昔、お父さんに助けられたんだよ。」
と言われた得意先の専務を思い出す。

父もそんな気持ちだったろうか。