MIYOSHI

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HIDEYOSHI DIARY

埼玉の電子機器組立及び製造工場、オリジナル防犯監視カメラや電気自動車製作のMIYOSHI社長、佐藤英吉の日記を掲載させて頂きます!

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2004年11月の日記

11月30日(火)晴れ

朝一で、4トン一杯の出荷。
10月10日に始まった仕事が終わった。
これで倉庫の半分が空いた。
よくストックしたもんだ。

午前中に、得意先へ「見解書」を作製してFAX。
返品に対して、得意先生産部門とのやり取りを記載して、
如何に指示通り仕事をしたかを説明する文書。

書いたからといって、気分の晴れるもんではない。
どちらにしても、切られれば終わりだ。

ただ、担当者がぜひとも続けてもらいたいと、
評価してくれていることについては嬉しい。

昼には、急ぎのサンプルハーネスを入間へ取りに行き、
和光へ届けた。来年の量産を期待。

夕方戻ると、得意先から連絡。
1Fの年内の予定が、ほぼ立った。

同時に別の得意先から、12月の新規の話も。。

夜に至るまでに、種々対応に追われる。
明日、大事な日になることになった。

11月29日(月)晴れ

午前中、ワイヤーブラシを捜す旅に。

先週いただいたスポットの仕事。
バリ取り作業に使用するワイヤーブラシが、
大量に消耗するために近所から買い出してきた。
ミニルーター用のワイヤブラシ。
ビバホーム、ケーヨーD2、ドイトに無し。

まさかと思って寄った、ダイソーにあった。
ダイソーの品揃えに感心する。

昼は、銀行へ。書類を届けに行く。
12月の後半に在庫が激減するタイミングで、
倉庫の建て替えをするかどうか。

仕事・融資・社内予算のタイミングを見て判断したい。

11月27日(土)晴れ

一昨日、マムシさんに書いてもらった色紙に、
良く見ると「創る喜び」と書いてあった。

「創る喜び」。そうだ!それだ!

ここのところ忘れかけていた、
遠ざけてしまっていたその感覚。

きっかけは、食べるために作っていても、
作ること自体を喜びとして感じる。

これは、難しいことではない。
今も、現場で皆が感じていること。

ただ、私がいろんな雑音を現場に入れるために、
その喜びを享受できなくなってきてしまっていると感じた。
「速く作れ!」「いくらで作れ!」「こうやれ!ああやれ!」

「作る」でなく「創る」ということには、
さらに深い意味があると思う。。

「単に組み立てる」から「何のために組み立てる」に。
作ることに意味をもたせる。価値をもたせることが出来た時に、
「創る」になって、「喜び」が沸くのだと思う。

そんな、現場を創っていきたい。

11月26日(金)晴れ

朝は、どういう訳か早くから目が覚めた。
めったにないこと。

仕事の夢ばかりだ。

夢の中で次の一手を考えている。
決して誉められたもんじゃない。
ショボイ頭一杯に、仕事のことで埋まっている。

2Fが落ち着きつつあるので、
人の心配はひとまずない。

午前中、労務士との打合せ。
「彼」の件で書類の作成。

この数ヶ月、本当に良くやってくれたと思う。
それこそ、昼も夜も休みもなく、
私の鼻息の荒い電話に、冷静に対応してくれた。

感謝。

終わって、決算のために税理士事務所へ。

準備万端で、電子申告も無事終了。
来期のソフト選択や、資本金の件など宿題に。。

その足で銀行へ行き、税金の払込みを済ませた。ホッ。
これまで、独立して3回目の決算。
3期連続での増収増益。支えてくれた皆さんに感謝。
従業員、得意先、協力会社、大家さん、近隣、親戚、友人。

そうは言っても、その前がマイナスだからあたり前か。。
さあ、いよいよここからだ。

気になることがある。
●安定した長期の仕事が、未だに取れていないこと。
●そして、人材。

平均勤続年数が1.8年。
3分の2以上の人が、2年未満。
それでも、立上げ当初に比べれば、
はるかに人が安定した。
昨年の面接回数が、たしか93回。

そこそこ仕事もつないできている中で、
良い意味での落ち着きはいいが、
よくある会社の、どんよりとした、
反応の悪い会社になってはならない。

それもこれも、自分自身の意識の問題だとは思うが。。

11月25日(木)晴れ

(4KB)

マムシ来てよかった。

従業員も近所の人も親戚もおそば屋さんも喜んでくれた。
昨日は正直、準備を一人しながら
「一人で舞い上がってるようでアホらしい。」なんて思っていた。

こちらからお願いしたわけでもなく、
皆も楽しみにしていないんなら、やめちゃおうかと思った。

しかし、みんな楽しそうだった。それでいいと思った。

マムシさんに会って感じたこと。
そのまんまということ。

仏法に「無作」という言葉がある。
作らない、そのままということだ。

誰にどう見られるかということよりも、
確たる信念のままに、「無作」でいく。

これでなければ、長続きしない。
マムシさんは、たしか35年間やってきた。

今日、何よりも嬉しかったのは、
師匠が喜んでくださった事。

放送直後に、思いもかけずメッセージを頂戴した。
そう、自分の哲学ここにありだ。
強い自分にならなければ。。

昼は、「みよしそばの里」にマムシさんとスタッフと行く。
マムシさんのそばのウンチクが始まって大変だった。
うるさいマムシさんが「うまい!」と喜んだんだから、
本当にうまいんだと思う。

午後から、マムシさんのサイン色紙を、
お世話になった取引先にお届けした。

それにしても、結局何の打合せもなく、
突然始まるこの番組。忙しい一日だった。

取引先の皆さん。納期は守りますのでご安心下さい。

11月24日(水)晴れ

疲れた。
明日の放送中止に出来ないか。
本当にそう思う。

11月22日(月)晴れ

午前中、25日の放送の件で近隣に廻った。

やっぱり、マムシさんと言えばTBSなんだ。
皆、よく知っていた。

ストーブが届いたというので、
近所に出来たビバホームというホームセンターへ。

よりによって、今日は暑いくらいだ。
30畳以上をあっためる「toyotomi」の¥39800。
他の店に比べると、これは安い。

午後、「彼」が来社。
11/30の自然退職と、今月の休業補償を記載した確認書に、
お互いのサインをして、割り印をして持ち帰った。

数ヶ月続いた「彼」との問題は、これで一旦決着を見た。
が、まだ油断は出来ない。
これから裁判という可能性もある。

夕方、1社連絡。
12月以降の動きを確認するが、
知らないうちに中国へシフトをしていることが分かった。
別の件では、MIYOSHIにあらぬ疑いがかかり、
得意先社内の心象を悪くしているとの情報も。。

やはり、
正義を主張すればいいと言うもんじゃないんだ。
なんとか誤解を解消したいが、そこにたどり着くまでが大変。

仕事量なんて、結局福運なんだと思う。

技術とか、一生懸命とか、品質とか、コストとか。
そんなのはやってあたり前の上で、最後は福運なんだ。
仕事を出す方にとっては、1社切るも、新規で出すも、大して変わらない。
特に現場から離れた、上の人間にとってはそうだ。
「どんなに急な、厳しい要求にも対応してきました!」と言ったところで、
現場の人が擁護してくれたところで、上が首を横に振れば終わり。

福運をつけるしかないんだ。

ううー。。

11月19日(金)雨

今日も、1Fリーダー不在。

現場に任せても問題なく動いている。
現場の意識の高さか。

自分は、今日引き取りに来る「産業廃棄物」対策だ。
軍手して、倉庫の奥からいらないものを引っ張り出したりして、
2トン一杯分の廃棄物を用意した。

大して重労働でもないのに、腰に違和感を感じる。

午後から税理士と、今期決算の大詰め。
夕方6時までかかって、ほぼ見えてきた。

ほぼ思い描いた通り。感謝。

夕方電話があり、
急遽今晩8時からTBSラジオ来社での打合せになった。

今、打合せ終了。
思いのほか丁寧に当日を迎えようとしていることに感心した。

まずは、HP作製者に感謝。
三芳や朝霞の地域で検索をしていてMIYOSHIがヒットしたそうだ。

そして、「母の人生」は無理を言って掛けてもらうことにした。
なんと言っても、「なんかあったら俺の名前を使え!」
と、マムシさん直々に声を掛けてもらった采川だ。
ここでかからなかったら、マムシさん恨んでやるところだった。

結局取材費とか言って、夕飯おごってもらったてしまった。

11月18日(木)曇りのち雨

1Fリーダーの体調不良による急休み。

ラインは、対応可能だった。
今週土曜日などは8人休みの中で、
何とか200台確保する方向で、すでに体制を組んだ。

朝、銀行へ。
先日の融資の決済が下りたとのことで、
申し込みに行く。

昼は、取引先の部材がショートしたとのことで入間へ飛ぶ。
社長が飛べることが、現場が健全である証拠だと思う。

夕方、TBS資料を完成させてFAXした。

リクエストは、采川純子の「母の人生」と、
村田英雄の「無法松の一生」。

マムシ対策、結構忙しい。

明日午後、税理士との打合せ。
決算まとまるまで、落ち着かない。

11月17日(水)晴れ

午前中から、外出。

弁護士や東大教授になられた先輩との懇談。
夕方帰社。

TBSへの提出書類を作製。
「会社のこだわり、モットーは?」
MIYOSHIについて、再考することになる。

やはり、スピードだろうか。。

夜、外食する。
回転寿司に行った。

たまたま座った席の横で、
「ガッシャン。ガッシャン。」と音がする。
見ると、一定時間を過ぎた皿をセンサーで感知して、
自動的に落ちるシステムだった。

「どうぞ、ご覧下さい。うちは、新鮮ですよ。
ちょっと古いものはこのように捨てております。」
とアピールをするために、お客様に見えるようにしている。

でも、そこには誰も立ち会っていない。

まだ、食べれるであろう食材を、機械が感知して、
自動的に捨てられていく。

さっき握られた海老が、こちらを向いたまま「ガシャン!」、
と落ちていく姿に、なんとも居たたまれなくなって出てきてしまった。

メーカーの論理では、確かに立派なシステムを作ったと思う。
が、見るお客様は気持ちいいだろうか。

子供はどう思うだろうか。

道具でさえも、感謝の思いを持って、
「捨てる」でなく「大地に返す」ことをしたという古来日本。

誰も見届けないうちに、落ちていく食材。
私は見たくないと思った。どうでしょう?

11月16日(火)晴れ

ラインはリーダーに任せて、
口うるさい社長は外にでも行ってたほうがいい。
そんな考えで外に出るから失敗した。

「納税証明を取っておいて下さい。」
銀行に言われて、川越の税務署へ出かけた。
「ここではありません。」と言われて、合同庁舎へ行く。
「ここではありません。」と言われて、時間がなくなった。
県税事務所とかいう、川越駅近くだったようだ。

半日無駄にしてしまった。

午後は、都内へ。
全数返品についての事情説明で、
これまでお会いしたことのない経理の担当の方だった。
もともと、問題発生による値引きの依頼だったようだ。
電卓をもって登場された。

私は、今回の返品に関しては一点の非もないと確信していた。
現場のリーダーは、指示通りに仕事をしていたことが分かっていたからだ。
だから、この件であればどのように言われても説明がつくように、
サンプルを用意して、品管とのメールのやり取りのコピーまで持参していた。
しかし、そういう正論が通らない場合がある。
「その件は、分かりました。ただし、今後の取引きはありません。」
と言われれば終わりなのだ。

昔、親父が「正義を主張すればいいというもんじゃない。」
なんてよく言っていた。

結局、熱弁をふるってしまった。

無罪で釈放された。ほっ。

会社に戻ると、「彼」からの手紙が届いていた。
見れば、「30万の退職金を出せば、自己都合退職する。」
と書いてある。条件の提示だ。

冗談じゃない。迷惑を受けたのはこっちだ。
これも「正義を主張すればいいというもんじゃない」のか。
いや絶対に違う。たとえ国を敵にまわしても、このことは闘ってみせる。
こんなこと認めたら、まじめに働く人がバカを見る世の中をつくってしまう。

11月15日(月)雨のち晴れ

朝礼にて、今週の予定を確認して、
25日のTBSラジオ決定の件を発表する。

皆の反応悪いことが、気になる。
特にリーダーだ。
きっと仕事のことで頭が一杯なのだ
先週土曜日も、私が所用でいない中何とか切り抜けてもらった。

案の定、朝人が足りない件を相談される。
すぐに派遣会社に連絡をとって2名要請した。

一日現場へ。

ちょっと人が足りない状況を健全を考えるのは、
経営者の都合だろう。
内職・外注をうまく機能させて、
社内の効率を極限まで高めて。。
人を補充するのは、それからの話と考えてしまう。
これは、自分自身が現場に入れるときの考え。

入れない時は、それを現場に押し付けるのは気が引けるために、
人数は満足にしておきたいと考える。

要するに、自分自身の言うことが揺れているのだ。

結局、相当口を出してしまった。
自分が口を出せば、リーダーが作業に没頭してしまう。
いなければそれなりにうまくやっているのに。。

実は、この件で一日、イライラもしていたし、悩んでいた。

毎日のように来社される得意先の社長。

治具を作製しているかと思えば、取引先と交渉もする。
現場のラインにも入る。
製品のことを一番知っているはずのその社長。

MIYOSHIの現場に来るといつもニコニコとされている。
本当は言いたいこともたくさんあるだろうに、
とてもとても下請けの会社に登場する、
親会社の社長という雰囲気ではない。

現場の人間も気軽に声をかける。
失礼ではないかとひやひやするときがあるくらいだ。

結局、大事な現場の情報は瞬時に吸い上げてしまう。
本当に大事な部分はしっかり抑えて、手を打っている。

学びたい。

11月12日(金)晴れ

午前中川口へ、午後から葛飾区へ。

来年の動きを確認するためである。

2月からの動きが濃厚か。。

そうは言っても、
着陸してから離陸したのでは会社は持たない。
着陸準備に入ったときには、
次の離陸の準備が必要だし、
こういうことを上空で安定飛行に入ったときに、
やっておかねばならない。

これまでは、
現場の動きにとらわれて身動きができなかったが、
ありがたいことに今回はできる。

現場をやりくりするリーダーに感謝したい。

ここへ来て、従業員の疲れが出てきた。
連日残業、毎週土曜もライン作業となって3週間。
配慮が必要。

11月11日(木)晴れ

午前中、順調な滑り出しをして、
私は、デスクの周辺の整理などをしながら電話に対応する。

午後銀行へ。
融資の申し込みの手続きをした。

あのたらい回しにあった3年前から考えると、
段違いの対応だ。

あの時代のハングリー精神は、絶対に忘れてはならない。
今だって、いつ裸一貫になるか分からない。
その裸一貫が、強いものか否かが勝負だ。

東村山の市役所へ行き、印鑑証明を取って、
すぐに持っていった。
今日中に全部終わらせたかったからだ。

1Fへは、ほとんど降りない。
ここだけの話、
本当は気になって気になってしょうがない。
でも降りると細かいことに口を出してしまう。

みんな結構工夫をしてて、
品質も納期も高い意識でやっているのに、
口を出してしまうのである。
言っては見たものの、
やってた通りで良かったということがほとんど。。
皆すでに、それくらいのレベルに達してる

社長は、肝だけ押えておけばいいのだ。
後は現場に任せる。責任は取る。

本日320台+30台。毎日生産数が上がっている。
やっぱりいないほうがいいのかも。。

夜、TBSラジオの製作会社から電話が入った。
「『毒蝮サンダユウ』が、行っていいでしょうか?」と。
いつも良く聞くあの番組だ。
申し込む人がほとんどだそうだが、
今回は、このホームページを見て連絡をしてきたそうだ。

木ーボードと、HPのお陰だ。
うちは、「ばばあ」がいないので面白くないのでは。。

11月10日(水)晴れ

「彼」が来た。無断出勤だ。

昨日までの各所との打合せ内容を提示した。
本人は、ビックリしたようで同意はせず、
「2、3日考えさせてくれ。」とのことだった。

この現場では、理解が得られない件。
私が、毎日仕事を探している件。
次のステップの為にも、
この状態を続けることは「彼」にとって得策でない件。
失業保険の額の少なさの件。

あらゆることを説明した。

給与支給をしている午前中、電話が入る。

先日出荷した160台が全品返品になるとのこと。

抜き取り検査でNGが出たとのことだった。
あわてて、都内へ取りに行く体制をつくった。

午前11時50分出発。
担当者とデリバリー担当ですぐに向かう。

しかし、内容は少し違っていた。
指示通りに製造したものだが、それがダメだった。

手順の変更について、承認依頼を出す。

ちょっと認識を変えねばならない。

言われたとおりに組んで、
末端ユーザーからクレームが出たら、
うちの責任ではない。が、
最終ユーザーに喜んでもらえない仕事になんの意味があるか。

聞いてみれば、さすがMIYOSHIのリーダーは、
言われていない工夫をいくつも凝らしていた。

そもそも手順書などないのだから、
現場で工夫するしかないのだが。。。

夕方、社労士と打ち合わせ。

11月9日(火)晴れ

1Fは、朝顔を出すだけにしてリーダーに任せた。

溜まった仕事を事務室でこなす。

遅々として進まない父の債務整理の件で弁護士に連絡。
明日退職者の給与計算。
預かりっぱなしの在庫の問題。
昨年からの未入金10数万の催促。
しばらく連絡していなかった取引先への連絡。
社内で怪我をした人の損保の手続き。
融資に関して銀行とのやり取り。
決算について税理士との確認。
そしてなにより、埼玉労働局への相談。

これは、埼玉労働局の「紛争調整委員会」。
労士の問題を間に入ってアドバイスをしてくれる。
強制力はないので、裁判とは違う。

今回の「彼」のようなことは以前にもあったようで、
一旦電話を切った後に、折り返し電話をくれて、
親切丁寧にアドバイスしてくれた。

もともとは、さいたま新都心へ行こうと思っていたが、
電話でこと足りてしまった。

必要となりそうな書類も、午前中に用意した。

午後、社労士と相談。一応対応の仕方は煮詰まった。
あとは、相手がどう出るかだ。

11月8日(月)晴れ

午前中、所沢労働基準監督署へ。

休業を続ける「彼」の問題で、
相談に行った。

「度重なる無断欠勤」
「『交通費が無いので』を理由に出勤しない問題」
「社内での喧嘩」「金銭貸借の要求」
「勝手に病院に行って、『労災にして休業補償しろ』問題」
「『会社都合退職させてくれ』問題」
全部一人で起こした問題である。

こんな問題を起こした人を、解雇に出来ない理由とは。。
雇用保険だ。

雇用保険に入っている人を一人でも解雇すれば、
将来3年間会社に傷がつく。
ハローワークでは、前科もの扱いだ。

会社都合でずっと休ませて、
60%の休業補償をいつまでも続けるわけにはいかない。
私もお人よしが過ぎるが、
その「彼」の為に毎日職探しをしている。
何とか、彼にできる仕事が無いものかと捜しているのである。

会社で仕事をすることについては、
社内の理解を得るのが難しい。

普段から、「うちの仕事は、ライン作業なので急な休みは困ります。
まして、無断欠勤など言語道断だ!」
なんていい続けてるのに、「彼」だけいいのかと言う話になる。

監督署からは、これだけ誠意を持って、
きちっとやっているのですから問題ないと思います。
とのことだった。

近々「紛争問題解決なんとか」に行ってみようと思う。
こちらから、先に申し出て相談をしてみる。

1Fのラインは、やっと順調に行って320台。

人の問題は、非常に疲れる。

11月6日(土)晴れ

土曜日とあって、
私もリーダーも入ってやっとラインが動く状態。

2Fの出荷も大量にあって、
昨日は、梱包に10時半位までかかった。

1日中ラインにて、午後6時。
ほぼ300台の大台に乗った。

私は、来週明け納品を約束したものに取組む。
25時終了。

1社取引先へ。深夜なので秘密の場所に置く。

人が足りない状態は、しばらく続くか。
頼りになる外注・内職ありがたい。。

11月5日(金)晴れ

今日は、午前中から出かける。

銀行へ手形割引きと決算資金融資の申し込み。
病院へ結石の治療方法について相談。薬もらう。

一旦会社に戻ると、ラインが止まりそう。
途中の基板が間に合わない。
急遽、2箇所へ取りに行く。

何とか乗り越えたが、
私が抜けることで目が行き届かないことが判明。
これではいけない。

午後は、和光へ納品。東村山で商談。
夕方帰社。

1Fは、今日も300に届かない。
1Fのリーダーと懇談。
困難な交渉ごとは、全部私がやるが、
その他の一切のきりもりをお願いした。

私が現場にいると口を出してしまうために、
社長に言われたとおりにという意識になってしまうが、
今日のようにひょっと抜けるとボロが出る。

現場は、現場に任せていかねば。。。
それができるリーダーなのだから。。

11月4日(木)晴れ

急休み1名。

1Fラインにて、朝から引継ぎ。。
尿管結石の痛み再発。
痛み止めの座薬を入れるが、あまり効かない。

1時間半くらいで、押し付けるようにして、
2Fに上がってきてしまった。

昼食後、もう1回座薬。失敗。もう1回。

午後退社するスタッフの穴埋めに入る。
が、ふらつき始め、吐き気が始まる。
手も震えて、半田ごてが決まらない。
代わってもらって、2F事務所で横になった。

結局、ずっと横になってて終わってしまった。
午後7時。まだふらついている。

11月2日(火)晴れ

今日も、風邪休み1名。

私が引き継ごうと思っていたところ。
1日ラインに入った。

川野もラインに入っているため、
電話の対応をしながらのライン作業。

午前中。トラブルが続き数十台しか上がらない。
作業配分はしっかり出来ているのに、
なかなかうまくいかない。

冶具の手直しをしている間に、
昼休みを早めに取る。

テレビでも新紙幣の話題が多い。
焦りが出る。
午後挽回したい。

ひとテーブル1分30秒のライン。
ここに1台づつ乗っていれば、
300台できる計算だ。

午後は、どうか。
乗っている。

後で聞いた話では、昨日替えた野口英世と、
今日別の銀行で両替した野口英世で検査結果が違うようだ。

今日午後からデビューした野口英世は、ご機嫌らしい。

午後6時。
終わってみれば、280台。

午前中のトラブルを考えれば上出来だ。
得意先の社長も喜んでくれた。

休み明けの4日からはいよいよ300台以上の生産に入る。
とにかく、全国が待っている。急がねば。。

夜、体制のミーティングを行なう。
人が足りない。

11月1日(月)曇り

風邪による急休み2名。

朝9時。銀行開店とともに川野が滑り込む。
野口英世千円札を手に入れるためだ。

新札対応のために改修作業を行なって来たが、
誰人たりとも事前に確認する訳にいかないようで、
やはり、現物では今日が始めてになるそうだ。

午前10:30さっそくのトライ。NG。
急遽、プログラムの変更作業も待つことになった。

その間、ラインは変則で流す。
ロム以降の作業を後回しにして、
できることを先行させる。

それ以外にも、
ラインは300台の体制をバッチリ引いていたが、
基板の部品交換作業が間に合わない。

ひっちゃかめっちゃか。
を、そうでもないように振舞うのが私の役目。
通常3人のバラシ作業を5人分セッティングして、
先行させる。その間、新プログラムを待って、
組立て・検査は徐々に立ち上げる。
こうしないと、絶対にミスるからだ。

2Fでも、別の依頼あり。
人もさることながら、スペースが足りない。

人は、もう数日の我慢か。
スペースはしばらく心配。。